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金正日総書記「条件が整えば6者協議に復帰」

金正日総書記「条件が整えば6者協議に復帰」

Posted February. 22, 2005 22:38,   

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金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮総書記は21日、「関係国共同の努力で6者協議の条件が成熟すれば、いつでも会談のテーブルにつく」とし、「米国が信頼できる誠意を見せ、行動することを期待している」と話した。

北朝鮮官営の朝鮮中央通信は22日、「金総書記が、王家瑞中国共産党対外連絡部長を通じて6者協議への復帰を促す胡錦涛国家主席の口頭親書を受け取った」と報じた。

金委員長の発言は6者協議に対する従来の強腰な態度から一歩退いたものだが、核問題に対する米朝間の見解の違いが依然として大きいだけに、会談の早急な再開につながるかは不透明だ。

また同通信は、金総書記が「韓半島の非核化を堅持するとともに、対話を通じて(核問題を)平和的な方法で解決しようとする立場には変わりがない」とし、「6者協議を反対したことはなく、会談の成功のためにできるだけの努力を傾けてきた」ことを話した、と伝えた。

胡主席は、金総書記に対する口頭親書で「中国と北朝鮮の双方が、韓半島の非核化の実現と韓半島の平和と安定を守護する立場を堅持し、6者協議を通じて核問題と北朝鮮側の合理的な憂慮を解決することが、双方の利益にかなう」との見解を明らかにした。

一方、北朝鮮を訪問して同日中国の北京に帰ってきた王部長は「北朝鮮が6者協議に復帰する各条件は、多くの当事者の誠意とさらなる行動だ」と述べた。

同日、潘基文(パン・ギムン)外交通商部長官は、国会・統一外交通商委員会で「10日の北朝鮮外務省の声明は6者協議の不参加に重きを置いたものだったが、今度の金総書記の発言は条件を掲げたものの、会談参加に重きを置いている肯定的なメッセージと考えられる」と評価した。

6者協議の米国側首席代表であるクリストファー・ヒル駐韓米国大使は同日午前、韓国外語大学総同窓会の招待によるソウル朝鮮ホテルで行った講演で「6者協議は北朝鮮が国際社会に参加するためには必ず必要なプロセスであり、その最初の段階は直ちに核プログラムをあきらめることだ」と強調した。



黃有成 taewon_ha@donga.com yshwang@donga.com