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北朝鮮、最高人民会議を突如延期

Posted March. 04, 2005 22:35,   

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北朝鮮は、9日に開催が予定されていた最高人民会議第11期第3回会議を突如延期すると、3日発表した。

一度招集が告示された最高人民会議が延期されたのは、1948年8月25日の第1期第1回会議で憲法を承認し、代議員を選出して以来で初めてのこと。

4日、北朝鮮の朝鮮中央通信によると、北朝鮮の最高人民会議常任委員会が3日、「社会主義建設のすべての戦線にいる代議員の提起によって、9日に招集予定だった会議を延期する」とし、「会議の期日は改めて公示する」ことを決定したと明らかにした。

最高人民会議は、韓国の国会に当たる形式上の最高意思決定機関で、毎年1、2回開催される。前年度予算の決算、本年度の予算審議、主要機関の幹部選出及び法規確定などが主な役目だ。

最高人民会議の延期について韓国統一部当局者は、「北朝鮮が、核兵器保有やミサイル試射猶予措置の撤回宣言に伴う内部の立場整理のため、時間が少し必要だと判断したものと分析される」と話した。また、北朝鮮住民たちに緊張感を与え、内部の結束を極大化する意図もあると見ている。

さらに、北朝鮮が2002年の7・1経済改革措置以来、これといった成果を出せずにいる苦悩が反映されたものという観測もある。北朝鮮は02年以降、経済規模の具体的な数値を出さず、一部の細目とその成長率だけを制限的に発表している。

高麗(コリョ)大学北朝鮮学科の柳浩烈(ユ・ホヨル)教授は、「不安定な国際情勢、危うい国内経済、それに伴って揺れる内部結束力などが相まって、最高人民会議の延期となって表われた」と話した。



taewon_ha@donga.com