「女子部にも注目してください。」
13日に行われる2005ソウル国際マラソン大会兼第76回東亜(トンア)マラソン大会の女子部で、中国とアフリカ、そして欧州が大会最高記録(2時間23分18秒、03年張淑晶)の更新に挑戦する。
中国は張淑晶(25、自己最高2時間23分17秒)と周春秀(26、同2時間23分28秒)、魏亞楠(24、同2時間24分02秒)の「トロイカ」が記録争いに出る。
03年大会に新記録を出し優勝した張淑晶は、昨年の3位に続き、ソウルで開催された2004アジアマラソン選手権でも優勝するなど、韓国コースには特に強い。
周春秀は、昨年の厦門大会で2時間23分28秒を記録し、世界6位にランキングされた「チャイナ・ウーマンパワー」の中核。彼女は張淑晶とともにレースを主導すると見られる。
ドーピング騒ぎを払拭し、ハードな冬季訓練で名誉回復を狙っている魏亞楠が、巻き返しを展開するのも楽しみだ。
エチオピアの「ブラックパール」W.トラ(25、同2時間25分42秒)も手ごわい選手。昨年まで2年連続2位のトラは、昨年の大会では最初から首位を走っていたが、わずか5秒の差で韓国の李ウンジョン(2時間27分17秒)に優勝をさらわれた屈辱を晴らすためにソウルにやってきた。
2004アムステルダム大会のチャンピオンであるスロベニアの古株、ヘレナ・ヤポルニク(38、同2時間27分32秒)もダークホース。
ソウル国際マラソン事務局は、レースを2時間20分台前半で展開するペースメーカーを大挙投入し、女子選手の記録更新を誘導する計画だ。
一方、韓国ではオ・ジョンヒ(27、三星電子)と新星のチェ・ウンヒ(23、コーロン)が「第二の李ウンジョン」を目指す。
梁鍾久 yjongk@donga.com