慶尚北道(キョンサンプクト)の慶州(キョンジュ)市議会は28日、全国の基礎議会の中で初めて、中・低レベル放射性廃棄物処理施設(原電センター)の誘致に対して、賛成の立場を決めた。
慶州市議会は同日、在籍議員24人のうち19人が出席した懇話会を開き、原電センター誘致に関する賛否討論をした後、投票を通じ賛成15票、反対4票で誘致賛成の立場を事実上決定した。
このため慶州市議会は、4月初めに開かれる本会議で、関連特別委員会構成案件が可決されれば、原電センター誘致活動を本格的に展開する計画だ。
慶州市議会の李鍾槿(イ・ジョングン)議長は、「現在慶州には、月城(ウォルソン)原電1〜4号基が稼動中であり、中・低レベルよりも危険な高レベル廃棄物の59%以上が保管されている」とし、「原電センターを誘致して、地域経済の活性化と原電の本質的問題解決を図ることが望ましい」と話した。
慶州市外にも慶尚北道内では、盈鄹(ヨンドク)郡住民約2000人が、原電センター誘致請願書を21日に郡議会に提出したのを含め、浦項(ポハン)と蔚珍(ウルジン)など4つの市や郡で、自治体や市民団体が中心になって原電センター誘致を推進したり、肯定的に検討している。
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