盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、日本の歴史歪曲行為に対して、「侵略と加害の過去を栄光と考える人々と共に暮すということは、全世界に大きな不幸だ」と述べたと、ドイツの有力紙フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)が、8日付で報じた。
盧大統領は、ドイツ訪問(10日)の前にFAZとのインタビューで、最近の独島(トクト、日本名竹島)や日本の歴史教科書歪曲問題を取り上げ、「日本の態度は、人類社会が共に追求しなければならない普遍的価値と合致しない」と述べ、このように強調した。
盧大統領はまた、「根本的な問題は、日本人が過去の侵略戦争を歪曲・美化して、正当化しようとすることだ」としながら、「日本が若い世代に誤った教育をする場合、未来に平和を期待することは難しい」として、教科書歪曲に関して初めて公けに批判した。
さらに盧大統領は、「日本の政治家たちが靖国神社を参拝することは、韓国はもとより中国にも大変な侮辱を与えることだ」としながら、「過去に日本が数回謝罪したことは事実だが、最近の事件は、このような謝罪を白紙にする行為だ」とも語った。
南北首脳会談については、「今の時点では、北朝鮮が会談の提案を受け入れる可能性がないため、特別に提案はしない」としながらも「しかし、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が会談を申し入れる場合、いつどこででも会う用意がある」と話した。
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