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躍進する科学韓国 世界的科学誌掲載論文、5年間10倍増加

躍進する科学韓国 世界的科学誌掲載論文、5年間10倍増加

Posted April. 11, 2005 23:08,   

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「老化調節物質を世界で初めて発見」(延世大の白融基教授、ネイチャー2月号)。

「がん抑制たんぱく質p18の機能を解明」(ソウル大の金聖勲教授、セル1月号)。

「免疫の中核機能をする『キラー細胞』の生成過程を初めて解明」(韓国生命工学研究院の崔仁杓博士、イミュニティ2月号)。

「未来のエネルギー源である水素の先端貯蔵方法を開発」(韓国科学技術院の李フン教授、ネイチャー4月号)。

今年になって韓国科学界の快挙が次々と世界的な科学専門誌に載っている。

特に、バイオ技術(BT)と情報技術(IT)分野では、世界が韓国の躍進に注目している。

科学専門誌『ネイチャー・バイオテクノロジー』は昨年末に発行した特別付録「開発途上国の保健バイオ工学の革新」で、韓国を特筆大書している。

同特別付録は韓国が1991年、LG生命科学のB型肝炎ワクチンをスタートに新薬物質の開発を継続しており、昨年はソウル大の黄禹錫(ファン・ウソク)教授チームが人クローン胚から幹細胞を採取することに成功したことで、将来の医薬市場をリードすると予想した。

また、40社以上の製薬会社が臨床試験の1、2段階にある新薬物質を130個以上も確保しているため、最終の臨床3段階を通過した新薬物質が大挙登場する日も遠くないと展望した。

先月14日に行われた全米化学学会では、ジョージア工科大のダイアナ・ヒックス教授が「韓国、中国、日本などアジア諸国による研究開発の成果が米国を圧倒している」と警告した。

韓国の科学技術界に対する先進国の注目はかつて例のないことで、後発の追い上げへの警戒も含まれているとみられる。

特に、BT分野で韓国が成し遂げた研究成果はすばらしい。世界的な専門学術誌に掲載された論文が1998年の78本から5年後の03年には10倍以上の940本に増加するなど、飛躍的な発展を重ねている。

IT分野でも、三星(サムスン)電子、LG電子の成長とともに応用科学部門で急成長を続けている。

韓国科学技術企画評価院(KISTEP)は、IT、BT、基盤主力産業技術、環境・エネルギー技術、航空宇宙技術の5大技術に対する評価で、IT分野は先進国の71.6%水準まで追い付き、技術格差は3・4年程度であることを明らかにした。

特に、デジタル放送、モバイル・マルチメディア・コンテンツ、ホームネットワーク技術は先進国の80%以上で、技術格差は2年程度だ。

韓国によって登録された世界の特許件数は、1994年1万1683件から01年3万4675件へと増加した。「科学論文引用索引(SCI)」に登載された専門学術誌掲載論文件数は、1993年2962件から03年1万8635件に増え、世界第28位から14位に躍進した。