1日午後3時、ソウル・江東区(カンドング)GSスーパー遁村(トゥンチョン)店。この町内に住む主婦李ジュヒ(30)さんは、果物の売場でイチゴ1パック(1kgに8480ウォン)を手に取ってみたが、価格表を見てからもとに戻した。
李さんは「8ヶ月になった娘の離乳食のためにイチゴを買わなければならない。イチゴの季節なのに、イチゴの値段は下がる気配がない」と言って、購入をあきらめた。
マクワウリも5個を選んだ後で2個減らした。1万ウォンを超えてしまったからだ。結局、李さんはマクワウリ3個を8700ウォンで買った後、売場を出た。
果物の値段が去年今頃に比べて大きく上昇し、主婦たちの憂いが深まっている。
▲跳ね上がる果物の価格〓1日、統計庁によれば、4月の生活物価指数の上昇率は4.9%(前年同期比)で5%に迫った。4月基準では4年ぶりの最高値だ。生活物価指数は購入頻度が頻繁で支出比重が高い156品目で算出される。
特に、市場でよく買わなければならない品目の価格上昇率は、平均生活物価上昇率を遥かに上回る。
農水産物流通公社によれば、先月29日現在、マクワウリは上品10個の平均価格が2万6235ウォンで、去年今ごろより44.6%も高い。スイカは上品1個(6kg以上)の平均価格が1万5628ウォンで10.4%上がった。リンゴは10個入りの価格が3万6100ウォンで、去年今ごろより95.1%高くなった。
ソウル・江西区(カンソグ)農協ハナロクラブ売場で会った主婦の金スンエ(50、ソウル陽川区木1銅)さんは「よく食べる果物の価格がかなり上がっていて、買い物するのが怖い」と言い、「毎朝、食卓に出したリンゴジュースをこのごろは作らない」と話した。
▲肉類と生活必需品も大きく上昇〓庶民がよく食べる三枚肉は500g(中品)に7217ウォンで、去年より30.7%上がった。鳥肉も1kg(中品)の価格が24.2%上がった3973ウォン台。輸入牛肉(中品)は500gに4311ウォンで去年今ごろより23.2%高い。
ソウル・中浪区新内洞(チュンラング・シンネドン)に住む主婦チョ・ヒスク(52)さんは、三枚肉の購入回数を週に3回から最近2回に減らした。チョさんは「三枚肉の価格が高くなり、『ウェルビーング肉』になった」とし「特に値段の高い製品がたくさん陳列されていて、もっと高く感じられる」と話した。
▲今後とも安心できない〓マクワウリは2月の寒波のために生産量が大きく減少した。今年4月、生産量が去年3月水準で特に値段が大きく上がった。高いマクワウリの代わりにイチゴを買い求める人が増えたため、イチゴの値段も上昇し去年より15%ほど高い。
農水産物流通公社・物価情報チームの金鍾均(キム・ジョンギュン)課長は「マクワウリやスイカの価格は徐々に落ちるが、開花期のときの冷害に合い、去年よりは高い価格を維持する可能性が高い」と話した。
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