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「政権とのコード合わせ」EBSも競争参入か

「政権とのコード合わせ」EBSも競争参入か

Posted May. 03, 2005 23:16,   

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出勤途中の市民たちが好んで聞く午前6〜9時代の主なラジオの時事番組の進行を、進歩性向の人物が担当しており、偏向的な世論形成が憂慮される。

代表的な進行者は、KBS第1ラジオのソン・グァンス(40)記者とMBCの孫石煕(ソン・ソクヒ、49)アナウンサー局長、SBSの陳重権(ジン・ジュングォン、42)、EBSの孫錫春(ソン・ソクチュン、45)氏。

SBSは2日から、ラブFMの「SBS展望台」(月〜土午前6時5分)の進行を、厳光錫(オム・グァンソク)記者から代表的な進歩陣営の論客である陳重権氏に替えた。

同番組は、「半歩進んだ進歩」を標榜し、政治だけでなく、文化・社会現象の診断に進歩的視覚を盛り込んでいる。出演ゲストも「メディア今日」、「プレシアン」、「プロメテウス」など、進歩系列のインターネット・メディアの記者たちが主流だ。

EBSは、2月28日から午前8時に放送していた英会話番組「モーニング・スペシャル」の時間帯を午前6時に繰り上げ、その代わりに進歩的コラムニストである孫錫春氏が進行する「EBSワールドFM孫錫春です」(月〜土午前8時)を放送している。

「〜孫錫春です」は放送初期に、リスナーから「教育放送が本来の目的から脱して時事番組をしている」と抗議を受けたことがある。

KBS第1ラジオ「こんにちはソン・グァンスです」のソン記者も、社内で進歩性向で知られている。同氏は最近、KBS労組が会社側の不法録音行為を暴露したことについて、「鄭淵珠(チョン・ヨンジュ)社長を追い出して、KBS改革を沈没させるための労組の陰謀だ」という趣旨の文を、社内のインターネット掲示板に載せたりした。

MBC標準FMの「孫石煕の視線集中」(月〜土午前6時5分)の孫局長も、崔文洵(チェ・ムンスン)新社長の改革路線に共感する人物と分類される。「〜視線集中」は、同時間帯の時事番組の聴取率では、圧倒的な優位を誇っている。

この他にも、「プレシアン」の朴インギュ(49)社長は、KBS第1ラジオの午後2時半の番組「集中インタビュー」の進行を担当し、リスナーと1対1の討論を行なう。また、インターネット・メディア「タンジ日報」の代表金於俊(キム・オジュン、37)氏も、CBS「時事ジョッキー、今日と明日」に続き、SBSで8日から「金於俊のインターネット世界」(日曜日午前7時10分)を担当している。

「SBS展望台」の李ヨイル・プロデューサーは、「陳氏が進歩性向という点よりは、話術が優れ、的を射た質問ができるという点を高く評価した」と話した。

しかし、一部の番組は、社会的に賛否両論が対立する事案について、一方の見方を持つ人物だけを登場させるので、「バランス感覚を喪失した」という指摘も受けている。

「〜孫錫春です」の場合、先月7日の「新聞の日」を迎え、新聞法と関連して、言論労働組合連盟の申鶴林(シン・ハクリム)委員長を招待して、「現在の新聞への信頼の墜落は、メージャー新聞の特定政党支持のためであり、新聞法制定は当然だ」という意見を述べた。また、ハンナラ党の北朝鮮人権法制定と関連して、東国(トングク)大学の李チョルギ教授を引用して「(北朝鮮人権の強調で)北朝鮮の改革開放作業が停滞し、南北関係が悪化する」という副作用を強調した。



suhchoi@donga.com