国内の廃鉱地域で、環境汚染で後ろ足がない状態まま生れた奇形の霞サンショウウオが初めて発見された。
光州(クァンジュ)化学技術院(GIST)環境工学科・砒素制御研究室の博士課程にある張鎮洙(チャン・ジンス、37)氏は、去年の夏、江原道旌善郡南面(カンウォンド・チョンソングン・ナンミョン)のある廃鉱で抗がん物質として知られている重金属「砒素」に強く汚染された奇形のコリチレ霞サンショウウオを1匹発見したと、4日明らかにした。
体長13〜18cmのコリチレ霞サンショウウオは、環境部の法定保護種に指定された希少種で、尾が体より長く、まるで有り余る尻尾を体にくっ付けたような格好をしている。
張氏は、「廃鉱周辺の土壌と河川の砒素汚染度を測定している途中、偶然に奇形の霞サンショウウオを発見した。霞サンショウウオの頭と胴体、尾の部分を採取して砒素濃度を測定した結果、とても生命体が生きていけない程度の数字が出た」と話した。
張氏は、また「よく霞サンショウウオは飲み水にも使える清浄な水にすみ、重要な環境指標として使われている。今回の発見は、廃鉱周辺が深刻に汚染されたまま放置されていることを裏付けている」と語った。
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