盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は6日、日本連立与党の代表団を通じて小泉純一郎首相の親書を受け取る席で「わが政府と国民が望んでいるのは、(日本の)新たな謝罪と反省ではなく、過去に行った謝罪と反省に相応しい行動を実践で見せてもらいたいということだ」と述べた。
小泉首相の親書には、先月インドネシアで開かれたアジア・アフリカ首脳会議で行った「過去史に対する痛切な反省」発言とともに、近く韓国を訪問し盧大統領と率直な意見を交わした、という内容が盛り込まれているものとされる。
しかし、盧大統領の反応は好意的ではなかった。盧大統領は同日、大統領府で武部勤自民党幹事長をはじめ連立与党代表団9人と会見し「小泉首相の努力に対して意味は評価する」としながらも、「わが国民は親書に、そのような内容が書かれているとしても、新たな反省と謝罪をさらに要求したりはしないだろう」と述べた。
さらに盧大統領は「わが国民は靖国神社参拝、歴史教科書、独立(トクト、日本名竹島)問題に対する日本の態度を、日本が過去の侵略と植民地支配を正当化しようとしているものと見なし、敏感に受け止めている」とし、「最近になって、日本側が引き起こした独島、歴史教科書などの暗礁を取り除かないない限り、両国関係は再び暗礁に乗り上げるだろう」と指摘した。
一方、親書の内容に関して、武部幹事長は、盧大統領に「韓国を訪問する前に小泉首相に会ったとき、(小泉首相は)『(日本が)過去について率直に反省すべきことは反省し、謝罪すべきことは謝罪して第2次世界大戦後に平和国家として歩んできた』ことを強調した」と説明した。親書には「盧大統領の3.1節演説に盛り込まれた韓国側の気持ちを重く受け止めている」という内容も含まれているもようだ。
jnghn@donga.com