京畿道安山市(キョンギド・アンサンシ)のホドン小学校6年生のユ・チョンヒさん(12)は、こう語った。
「チョディン(小学生のことを指すネット用語)、チョディンとよく言われているけど、ネットでは私がチョディンなのかどうか知るすべがないでしょう?小説を書くことは生活そのものです。映画やドラマから題材を探してから、面白く肉付けをして小説を書いています」。
ユさんは精神分裂症を病んでいる16歳少女のウンジュを主人公にした小説「マイワールド(My World)」を書いた。ユさんは、「映画『ビューティフルマインド(A Beautiful Mind)』でヒントを得ました。童話のような物語を書いたことがありますけど、ネットユーザーたちに余り読まれませんでしたね」と言った。
ソウル松坡(ソンパ)区の蚕東(チャムドン)小学校5年生のホ・ヒョンジョンさん(11)は、「まだシャイな君に」という小説で、ジュニバーの4月最終週の「名誉の殿堂」の上がった。
作品の背景は、ハギョン高。「優等生」男子学生のシン・ラミンが不良の女子学生、ユン・ヘウォンに会ってお互い好きになるという筋書きだ。ホさんは、「クィ・ヨニさん見たいに有名作家になりたい」と話した。
小学生たちがネット小説の世界を占領している。
ネットポータルサイトの「ダウム」の「恋愛小説創作室」カフェの会員39万2000人余りのうち、小学生会員は16.4%(6万3000人余り)。
このネットカフェの中学生ルームには7万8000件余り、高校生ルームには3万4000件余りの小説が発表されているのに対して、小学生ルームには21万5700件余りが掲載され、量的に断トツのトップだ。
ジュニバーの「小学生遊び」コーナーに開設された「仮想小説」にも6日現在、14万2000件余りの小説が発表されている。
ソウル瑞草(ソチョ)区のパンイル小学校6年生のカン・イェウンさん(12)は、「疲れているとき小説を書く。小説を書く行為は、憩いの場のようなものだ」と言っている。カンさんは、月・水・金曜日に数学の塾に通って、火・木曜日にはピアノ、水曜日には美術と英語の塾、土曜日にはバイオリンの稽古をしている。
梨花女子大の李成恩(イ・ウンソン)教授(初等教育)は、「ネットが生活の一部になっている今の小学生たちが、『ウェブ文学』と言う様式で自分を能動的に表現している」と診断した。
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