Go to contents

国会議員の夫として生きるということは

Posted May. 20, 2005 23:19,   

한국어

「ボンスクちゃん、たくさん食べて」

ここでの「ボンスクちゃん」とは、民主党の比例代表選出の孫鳳淑(ソン・ボンスク、61)議員だ。孫議員の夫であるソウル大学政治学科の安清市(アン・チョンシ、61)教授は、妻にこうした言い方をする。2人は汝矣島(ヨイド)国会議員会館で有名な「仲良し夫婦」。補佐陣とご飯を食べるときに、安教授が直接妻のスプーンの上におかずをのせてあげたりもする。

安教授は自分が宴会で帰宅が遅くなると、補佐官に電話をして、「うちのボンスクちゃんにご飯を食べさせてくれよ」と頼む。数年前、安教授が過労で倒れた時は、狭い一人用のベッドで2人が一緒に寝たりもした。

数日前、野党ハンナラ党の李恵薫(イ・ヘウン、ソウル西草匣)議員の夫で延世(ヨンセ)大学の金泳世(キム・ヨンセ、経済学)教授の携帯電話が講義中に鳴った。中学2年生の長男からだった。無視して授業を終えた後、息子に電話をかけた。「お父さん、先生がちょっと学校に来てほしいって」。李議員に電話をかけたが、「会議中」という遂行秘書の返事が返ってきた。

妻が政治家になてから「学校は母、塾は父」と分けていた役割分担が完全になくなってしまった。妻の代わりに学校問題に神経を尖らせていると、塾への関心が薄くなるのは当たり前だった。

与党ヨルリン・ウリ党比例代表の金栄珠(キム・ヨンジュ)議員の夫で昌原(チャンウォン)大学の閔肯基(ミン・グンギ、52、国語国文学)教授は、「議員様のご主人役」がまだまだ下手である。

金議員はこのほど、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)匣地域区出馬のため事務室を構えた。スポーツは苦手な閔教授は、マンション前の早期サッカー会の垂れ幕を見て加入を決心した。妻のためだった。しかし、その後すぐ妻から小言を言われなければならなかった。「早期サッカー会なんて、骨が折れちゃうよ」。

しばらく前まではクリーニング屋に出した洗濯物が遅く到着したので怒ったら、また妻に文句を言われた。「クリーニング屋の口コミ効果がどれほど大きいか知ってる?優しくしてあげて」。

もちろん、「難攻不落」の伝統的な夫もいる。ウリ党の李銀栄(イ・ウンヨン)議員の夫で忠南(チュンナム)大学の朴珍道(パク・ジンド、53、経済学)教授がそうだ。宗家の宗孫である彼は、家族間の友愛を重視して厳格だ。李議員は午後10時が門限である。一番上の嫁さんである李議員は、夫の実家の法事料理も本人が作る。家庭生活は家庭生活で議員活動は議員活動である。

17代国会の女性議員は合わせて39人。このうち、既婚議員は28人だ。男性中心の社会で、また、女性中心の家庭で彼女たちは現在「マイナー」である。しかし、夫のいる議員であれ、議員の夫であれ共通点はある。どうせ夫婦は一緒に前へ進むということ、そして、「二人三脚」であるということだ。



yyc11@donga.com lightee@donga.com