小学生がわいせつ物をインターネットに流布させ、警察に摘発された。
ソウル地方警察庁は、有名芸能人の顔をわいせつな写真と合成し、インターネットに載せた疑い(名誉棄損等)で1日、在中国韓国人の朴(30)容疑者など3人に対し、逮捕令状を申請した。
このような写真をインターネット・カフェに流布させたソン(39)容疑者など9人は、同じ容疑で在宅起訴され、李くん(13、中学1年)など未成年者6人は注意を受けて放免された。未成年者の中には李くん(9、小学4年)など小学生2人も含まれている。
警察によると、朴容疑者などには、1月からフォトショップを使って国内の有名芸能人80人以上の合成写真240件余りをインターネットのわいせつサイトに載せた容疑が持たれている。
同サイトで合成写真をダウンロードした小学生たちは自分たちが作ったポータルサイトのカフェに写真をアップロードしていた。
朴容疑者らはまた、望遠撮影の可能なデジカメを使って、近所のマンションなどで女性が着替えたり入浴する場面を撮影し、インターネットに載せていた。
警察はこのようなわいせつな写真の合成技術が、小学生の間でも急速に広がっているとした。同級生の女児の顔とわいせつ物に映っている女性の写真を合成し、インターネットに載せるケースが増えているという。
ポータルサイトには、「フォトショップでヌード写真を合成する方法を教えて」、「私をいじめる友達の合成写真を作って復讐したいので、エッチな写真がほしい」などといった小学生の書き込みが相次いでいる。
警察関係者は「合成写真もわいせつ物に当たるが、小学生たちは別に罪意識もなく軽い気持ちで楽しんでいるため、父母の関心と指導が必要だ」と述べた。青少年保護総合支援センターの李ヒョンスク・チーム長は「わいせつ物の合成行為が他の人にとって致命的な害になり得ることを子どもに理解させるべきだ」と話した。
兪載東 jarrett@donga.com weappon@donga.com