教育人的資源部(教育部)が4日、医科・歯科専門大学院追加転換申請を締め切った結果、江原大、全南大、済州大、忠南大(カンウォンデ、チョンナムデ、チェジュデ、チュンナムデ)の4校だけが申請したことが分かった。
このため、今後10年で全ての医科・歯科大を専門大学院に切り替えるという教育部の計画には、支障が不可避となった。
▲転換日程〓09学年度までに、41校の医学部のうち14校が専門大学院に切り替わり、歯学部は11校のうち6校が専門大学院に切り替わる。
江原大、済州大は06学年度医学部新入生募集を中断した後、08学年度から学部卒業(予定)者を対象に専門大学院新入生を選考する予定で、忠南大と全南大は07学年度から医学部新入生を選ばず、09学年度に専門大学院体制に切り替えることにした。
歯学部専門大学院は追加申請がなかった。
▲動静を見守る大学〓ソウル大などは専門大学院に切り替えた場合、大学の研究力向上にたいした影響がないだけでなく、医師養成期間が延びる副作用もあるという論理を広げている。しかし教育部は、これらの大学は6年制医学部体制で優秀な学生がいくらでも募集できるため、専門大学院にこれと言った魅力を感じていないからとみている。
まだ多くの大学が専門大学院への転換について議論を進行中で、現在のところ決着を付けられないでいる。
中央大は一応、専門大学院に切り替えることに決めたが、具体的な時期は決めてない。カトリック大も議論が進行中だ。成均館大(ソンギュングァンデ)大などは、内部的に転換不可の方向へ意見がまとまっているとされている。
▲医師養成は二元化するのか〓ソウル大、高麗大、延世大(コリョデ、ヨンセデ)が現行通りの医学部教育体制を固守するという立場を堅持していることから、「4(学部)+4(大学院)」の医学専門大学院と、「2(予科)+4(本科)」の医科大学がしばらく共存する展望だ。
教育部は10学年度までに法令改正を通じて、医科・歯科専門大学院への強制転換、または専門大学院授業研修減縮方案などを検討している。
教育部は転換しない大学に対し、2段階「ブレーン韓国(BK)21」事業から排除し、法学専門大学院(ロースクール)選定の時も不利益を与えると発表した。しかし、大学らの協助なしには、現実的に「BK21」の成功も難しいので、解決への道は難航せざるを得ない状況だ。
一方、全国医大教授協議会は5日、「専門大学院への転換は、個別大学の自律的決定を保障し、法学専門大学院設置許可連携方針を撤回せよ」という内容の声明を発表した。
洪性哲 吉鎭均 sungchul@donga.com leon@donga.com