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盧大統領、「権限の半分以上を差し出す用意」

盧大統領、「権限の半分以上を差し出す用意」

Posted July. 07, 2005 02:30,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の「書信政治」が続いている。

盧大統領は5日に続き6日にも、「韓国政治、真摯な討論が必要だ」というタイトルの国民への書信を大統領府のホームページに掲載した。

先月27日、ヨルリン・ウリ党のホームページに「党員同志に捧げる文」を載せたのに続き、10日間で四つ目の書信だ。

▲「今の政治構造は非正常的」〓大統領府によると、盧大統領は5日に「権力構造改編に向けた社会的公論化が必要だ」と提案したのが、「改憲論議への糸口」、「政局反転の勝負の一手」などと解釈されるや、再び書信を出した。6日朝の朝刊新聞を見た後、執務時間に書き始め、午後3時半頃にホームページに載せた。

同日の書信で盧大統領は、熱い論議を引き起こした「連立」の問題は取り上げなかった。その代わりに、地域構図の問題を取り上げて、「地域主義の結果、韓国政治は価値志向のない政党構造の上に立っている」とし、「価値と論理の論争ではなく感情的な対決政治になるので、対話と妥協の文化の立つ余地がない」と批判した。

さらに、「政治家らは、非正常な構造の上に既得権の城を築いて問題に背を向け、市民社会はこのような論議が利権争いにならないか不信に思ってそっぽを向き、学者は西洋の政治理論に安住して韓国の政治の現実に背を向けるのではないか、本当に心が痛む」と吐露した。

盧大統領は、「就任後初の国会演説で、『国会が地域構図問題の解決に同意するなら、大統領が持つ権限の半分以上を差し出す用意もある』ことを明らかにした」とし、「今も、できるならそれ以上のものでも差し出す価値があるという考えに変わりはない」と強調した。

▲「政治から正せば経済がよくなる」〓盧大統領は同日、「経済がよくなるには、政治から正さなければならない」と述べた。姑が「食事の仕度に忙しいのに、台所を直していられるか」と言えば、嫁は「台所の設備がよければ、食事の仕度も早くできます」と答えるはずだと言って、「経済は差し置いて政治にだけ没頭する」という批判に反ばくした。

また、「不動産政策だけを見ても、党政協議で挫折し、また国会論議の過程で大いに鈍ったために、政策の実效性を落とした」として、政治が経済政策に直ちに影響を与えるという例もあげた。政府の強力な不動産政策が政界の歪曲で力を発揮できずにいると、「他人のせい」にした。

▲なぜ書信政治?〓一度問題を提起すれば決着をつけようとする盧大統領特有のスタイルが再び現われたのだ。

盧大統領の書信政治は、02年の大統領選挙の際、支持層結集に重要な媒介手段だった「インターネット政治」とも一脈相通ずるという指摘だ。

金晩洙(キム・マンス)大統領府報道官は、「他の国では、ラジオ演説のような方式を採択しているが、韓国はインターネット時代に合わせて、オンラインを通じて国民と直接話し合う」と説明した。



jnghn@donga.com