韓国と北朝鮮は今月23〜25日、金剛山(クムガンサン)で第6回南北赤十字会談を開き、元韓国軍捕虜と韓国人拉致被害者の送還問題について話し合う。赤十字会談の再開は、2003年11月以降の21ヵ月ぶりとなる。統一部高官が11日、明らかにした。
同高官は、そのうえで「南北は今年6月にソウルで開かれた第15回閣僚級会談で、韓国戦争(1950〜1953)当時の生死不明者問題を協議するため、8月中に第6回赤十字会談を開催することで一致している」と説明した。韓国政府によると、現在、北朝鮮に生存している元韓国軍捕虜は538人で、韓国戦争以降北朝鮮に拉致された被害者は486人とされる。
北朝鮮はこれまで、元韓国軍捕虜の存在自体を否定してきた。南北は第6回赤十字会談で「映像を通じた離散家族の再会」を持続的に拡大していく案についても協議する。南北は15日、ソウル〜平壌(ピョンヤン)間の光通信網を通じて、40の家族の映像再会を初めて行う。
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