花崗岩洗浄に１２００万ウォン、大統領府のモラルハザード

「２００４年１２月２１日、黎民（ヨミン）１館（大統領執務室）のトイレのビデ購入に５００万ウォン、１２月３１日、大統領府本館執務室のカーペット製作、設置に３１６８万ウォン…」。

国会予算決算特別委員会所属の金晟祚（キム・ソンジョ）ハンナラ党議員が入手して１９日に公開した昨年末（０４年１２月１０日〜３１日）に大統領秘書室が予算を執行した内容の一部だ。

▲特殊活動費〓同期間、秘書室で使った予算総額は６９億８８１２万ウォン。このうち、特殊活動費の項目で９億２７９６万ウォンが使われた。鄭相文（チョン・サンムン）大統領総務秘書官は、「年末に政策資料収集と世論聴取のための職員活動費として、職員６００人にすべて支給された」と説明した。

これに対して金議員は、「特殊活動費を事実上、職員に手当てとして支給したということで、これは予算使用の目的から外れており、大統領府のモラルハザードを見せているものだ」と批判した。

▲官舎運営費〓大統領秘書室が同期間使った官舎運営費は、計３４４件で１７億２１７０万ウォン。内容別に見ると、△本館玄関の花崗岩洗浄工事費として１２００万ウォン△大統領警護室のゴルフカー改造に８５３万ウォン、電動車補強に９５５万ウォンなどだ。

真冬なのに、松などの樹木３４５９本と造景資材、各種草花類の購入に７１００万ウォンを使ったのも目を引く。大統領府関係者は、「木を植えるのは、もともと冬にやることだからだ」と説明した。

lightee@donga.com