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北朝鮮人権問題、6者協議終了後に

Posted August. 22, 2005 03:11,   

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米ホワイトハウスが19日、ジェイ・レフコウィッツ(43)北朝鮮人権特使を任命した方策をめぐり、さまざまな解釈がなされている。

任命発表は、マスコミの注目を避けやすい金曜日の午後に、ホワイトハウスではなく、ブッシュ大統領の休養地のテキサス州クロファードの牧場で、ブッシュ大統領の儀礼的な説明もなく行われた。

ニューヨーク・タイムズ紙は20日付で、「ブッシュ政府が、6者協議に否定的な影響を及ぼすことを考慮して、慎重に任命した」と報じた。2001年に、ジョン・ダンフォース元国連大使をアフリカ・スーダンの人権特使に任命した時とはまったく異なる。

昨年、北朝鮮人権法制定の過程に参加したハドソン研究所のマイケル・ホロウィッツ首席研究員など多くの人々が、「ホワイトハウスのローズガーデンで、大統領が直に人権特使の任命を発表してこそ、特使の活動に政治的重みが加わる」と主張してきたが、ホワイトハウスは彼らの要求を軽く退けたわけだ。

ワシントンの北朝鮮人権専門家たちは、「ブッシュ政府が、慎重に陽動作戦をするらしい」と読んでいる。前方では、クリストファー・ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が6者協議を導き、後方では、レフコウィッツ特使が人権問題を掲げて、じわじわと北朝鮮を圧迫する2つの構図で進むというものだ。

6者協議代表のヒル次官補も、会談で人権問題をとりあげはするだろうが、北朝鮮代表に、会談のテーブルを立つ口実を与えない線にとどめると思われる。

レフコウィッツ特使は、ライス国務長官に直接報告しながら、人権特使の活動を行うものと見られる。特に、キリスト教界の人権活動家グループは、この過程で、レフコウィッツ特使と「合同作戦」を展開する可能性が高い。

これらの外郭グループは、「私たちは、大統領の耳を持っている」と言う。北朝鮮人権問題に対するブッシュ大統領の関心を誘導していく自信があるということだ。ブッシュ大統領の故郷であるテキサス州ミッドランドのキリスト教人脈とレフコウィッツ特使が、彼らが考えるホワイトハウスとの連結の鎖だ。

実際、ホワイトハウスが、これまで延ばしてきた人権特使の発表を19日に「強行」したのは、ミッドランドのキリスト教人脈の圧力のためだという観測もある。ミッドランドでは最近、キリスト教団体主導で、大々的な北朝鮮人権問題のイベントが行われた。



srkim@donga.com