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「最悪の衛生」ニューオーリンズ市民に強制避難令

「最悪の衛生」ニューオーリンズ市民に強制避難令

Posted September. 08, 2005 07:28,   

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警察は「まだ住民たちを捜し回りながら、『避難しなければ、これ以上救助できないだろう』と言って避難を説得している」とし、「強制避難は最後の手段」と付け加えた。

CNN放送は同日、市長室関係者の話として「都市内で人体に致命的な食中毒菌であるEコリーバクテリアが検出された」と報じた。

放送は「このバクテリアは人体および動物の排泄物から発見され、普通は処理されない下水で検出される」と伝えた。

同日、ニューオーリンズの市当局は既存の40個のポンプの中で中小型ポンプ4個を稼動して水を汲み出した。これで都市内の浸水地域の割合が80%から60%に減ったが、水が完全になくなるまでは80日以上かかると、外信は伝えた。

災難への対応遅れを非難する世論が高まるなかで、共和・民主両党は議会レベルの真相調査に着手することで同日合意した。上院は来週中に連邦政府の初動対応の失敗を追及する聴聞会を開催する予定だ。

スージャン・コリンス上院議員(共和)はジョージフ・リバーマン上院議員(民主)と行った共同記者会見で「テロ集団が関与したわけでもなく事前に警告された災難にさえまともに対処できないで、テロリストの攻撃をどう阻止するのか」とし「徹底的に真相を明らかにして責任を問う」と話した。

ブッシュ大統領は同日、両上院議員にホワイトハウスで会った席で、「米国民は責任者処罰を要求しているが、善し悪しを明らかにする時間は十分にあるのだから、今は救護活動を手伝うことに最善を尽くす」と述べた。

初動対応の失敗に対する非難は、ブッシュ大統領が災難管理の経験のないマイケル・ブラウン氏を連邦災難管理庁(FEMA)の庁長に任命したことに集中している。

一方、韓国の監査院の役割を果たす米議会会計監査局(GAO)は去年7月、「政府の緊急救助および救護を扱う非常対策機構の人材訓練と保有装備が、自然災害よりはテロ対応に過度に集中しており、問題だ」と指摘した、とAP通信は伝えた。



srkim@donga.com