Go to contents

「あなたたちのスト… 私たちの手ぶら帰省」

「あなたたちのスト… 私たちの手ぶら帰省」

Posted September. 09, 2005 07:43,   

한국어

協力会社の社員は、残業や特別勤務手当てが給与の30〜40%にのぼる。しかし、工場稼動が中断となり、残業や特別勤務はもとより、正規勤務時間にも、まともに作業ができずにいる。

●部品組立の代わりに雑草抜き

「回転する機械の軸に服が巻きこまれないように、作業するときは必ず防護覆いを設置しなければなりません。面倒だと言ってあまりしない人がいるが、服が巻きこまれれば大事故につながるので、必ず守らなければなりません。」

同日、A社は職員80人余りを対象に安全教育を進めていた。

会社社長は「時間をつぶすための苦肉の策」とし、「現在社員50人には無理やり休暇を取らせた状態」と打ち明けた。

自動車のドアに入る部品を生産するこの会社は、ストですでに30億ウォン余りの売上げ損失を被った。

「スポーティジ」や「アバンテ」などの部品を生産する5000坪余りの工場は、電気が消え、静粛が支配していた。社員が1人、装備を点検しているだけだった。

それでも、輸出向け部品を作るラインは忙しく稼動していた。

「ベルナ」の部品を作るラインにいるシン(53、女性)氏は、輸出向け部品を検査していた。シン氏は「やることがないから、検査済みの製品を再検査するなどして仕事を作るしかない」と言って、「出勤をしてもやることがなくて心細い」と訴えた。

社員の金(49)氏は、「うちより小さな会社はすぐ不渡りを出すかも知れない」とし、「大企業が咳をすればその下の企業は風邪を引く…」と言って言葉を濁ごした。

同社の社長は「秋夕(チュソク、お盆)ボーナスなどを用意するため、銀行から100億ウォン近く貸し出しを受けなければならない」とし、「このままでは不渡りは時間の問題」と話した。

自動車のタイヤ部品を作る隣近のB工場の役員は、「時間を埋めるために、今朝も社員たちが会社の掃除をして草むしりをした」とし、「売上げが30億ウォン以上減ったので、秋夕を控えて資金をどうやりくりするか心配だ」と話した。

●秋夕を控えて息苦しいだけ

蔚山(ウルサン)にある協力業社C社も同日午後、すべての作業場が稼動を止めた状態だった。会社の電光板に映ったライン別の時間当り生産量はすべて「0」を示していた。

車の運転台などを組立てて納品する同社は、すでに230億ウォン程度の売上げ損失を被った。

午後2時頃、社員たちは稼動を止めた工場に三三五五集まって将棋を打つか、二人でバトミントンやピンポンをしていた。横になるか、伏せて昼寝をする社員もいた。

朴(42)氏は「給料が40%ほど減ったため、週末に家族と外食することすら考えられない」とし、「秋夕に両親に渡す小遣いも減らさなければならない」と話した。

イム(41)氏は、「両親からよく電話がかかってきて『どうなっているか』などと聞かれるが、全家族がいらいらしながら状況を見守っている」とし、「やはり今年の秋夕のお土産費用は、かなり減らさなければならないようだ」とため息をついた。



aryssong@donga.com