Go to contents

インフラは世界最高水準、スター選手発掘に奮闘する異種格闘技業界

インフラは世界最高水準、スター選手発掘に奮闘する異種格闘技業界

Posted September. 16, 2005 06:34,   

한국어

国内の異種格闘技がじわじわとマニア層を広げ、成長の可能性をうかがわせてきている。しかし、解決しなければならない多くの課題も横たわっている。国内の異種格闘技の見通しはどうだろうか。

▲国内スター作りに全力〓現在、異種格闘技のファンの関心は、ほとんどが海外の有名選手に集中している。したがって国内の主催社は、国内スターの発掘を最優先課題にしている。

国内異種格闘技の代表的なスターとしては、チェ・ムベ(チームタックル)、デニス・カン(スピリットMC)、朴ヒョンソン(チームフェニックス)らが挙げられる。

各主催社は新しい国内スター発掘に国内市場の死活がかかっていると判断し、新しいスター選手の発掘に全力で取り組んでいる。(株)エントリアンの場合、今年10月29日に奨忠(チャンチュン)体育館で開かれる「スピリットMC7・ミドル級グランプリ」の4強に進出している李ジェソン、ペク・ジョングォン、チェ・ヨン、イム・ジェソクらのトレーニング過程と生活を密着取材した20部作のドキュメンタリーを、ケーブルテレビで放送する予定だ。コマ側は芸能人マネージャーらを動員して、今年下半期大会優勝者のイメージ管理に乗り出す。

▲国内外の市場規模〓韓国の異種格闘技市場の規模は数十億ウォン台。主催社は、まだ赤字経営が大多数だ。主な収入源である中継権料と協賛契約料などが微々たる水準だからだ。しかしエントリアンの朴グァンヒョン代表は、「数年以内に国内市場も1000億ウォン規模に拡大されるだろう」と見込んでいる。

日本市場の規模は韓国の100倍を上回る。先月29日、エミリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)とミルコ・クロコブ(クロアチア)が激突したプライド大会の場合、17万ウォンから100万ウォンまでの4万7000席あまりの入場券が売り切れた。日本の異種格闘技市場の全体規模は1兆ウォンと推定される。

▲課題と展望〓「危ないスポーツ」という一般の認識を乗り越える事が出きる、厳格なルールの適用と安全管理が欠かせない。IBスポーツのスポーツマーケティングチーム長である金ミョング氏によると、国内には500余りの格闘技関連団体に5万人あまりの登録選手がおり、非公式には30万人あまりの格闘技人口があると推算した。

金チーム長は「韓国の格闘技インフラは世界的にみても最高水準だ」と分析した。

しかし国内のテコンドー、テッキョン、合気道(ハップキド)など主流派の武術団体の間では、まだ異種格闘技への出場をタブー視する雰囲気が根強い。これらの種目間格闘交流の活性化に、国内異種格闘技の成敗がかかわっている。



bluesky@donga.com