国際政治学界で広い人脈を持つ著名人のコラッド・レタ神戸大学学長首席顧問(65)が韓国を訪れ、13日に韓国国際交流財団文化センターで「東南アジア諸国連合(ASEAN)+3(日中韓)首脳会議」をテーマに講演会を行った。
イタリアのピサ大学を卒業したレタ教授は、サウジアラビアやカンボジアの国王、リベリアやカメルーン、インドネシアの大統領、世界銀行やアジア開発銀行、ASEM組織委員会など、各国の首脳や国際機関の相談役を務めてきた学者だ。
2003年には韓国の世宗(セジョン)研究所のフェローとして活躍していた。35年間にわたる学者生活で、それぞれの大陸や文化の比較研究を手がけてきた。
駐韓イタリア大使館が主催した同講演会で、「韓日中は歴史の要因によりナショナリズムからまだ脱却し切れずにいる。東アジア共同体をつくりあげるためには、まず『ナショナリズム』や『日本と中国の競争関係』という課題から解決すべきだ」と訴えた。
gdt@donga.com