「同じテレビなのに、40万ウォンの価格差?」
東亜(トンア)日報の取材チームは最近、代表的デパートとディスカウントショップ、インターネットショッピングモール、量販店など、主要家電製品の流通店に直接足を運び、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、ノート型パソコンの4品目の価格を調査した。
その結果、LG電子の32インチ液晶型ディスプレイ(LCD)テレビは、ハイマートで278万ウォン、ディスカウントショップのEマートで237万ウォンで販売されていることがわかった。
モデル名が「32LP1D」と同じなのに、価格は41万ウォンも差が出るわけだ。
このように、同じ製品でも一生懸命足を使って探せば、ほしいものをより安く買うことができる。
○インターネットと龍山(ヨンサン)は何もかも安い?
ネットのショッピングモールは、流通過程が単純で、売り場や店員など、固定コストがかからなくて済むというのが最大のメリットだ。そのため、同じ製品を最も安く買えるものと予想されがちだが、実際にはそうでない。
インターパークの32LP1Dテレビ価格は、238万8000ウォンで、Eマート(237万ウォン)より高い。理由はメーカーの販売比重が異なるからだ。
取材チームは、家電メーカーの直営代理店とデパートで推薦する人気商品の価格を比較した。ところが同製品は、オフライン流通企業がメーカーからインターネットショッピングモールより製品を安く買い入れるため、安売りできる。
メーカーは、インターネットショッピングモールとオフラインの売り場にそれぞれ異なる製品を供給する。
たとえば、インターネットショッピングモールである「GS・Eショップ」で販売するウィニアマンド(株)のキムチ冷蔵庫「PS186DR」は、オフラインの売り場にはほとんど供給されない「オンライン優先供給製品」だ。
家電製品を購入するさいに最も安い場所は、ソウルの龍山(ヨンサン)電子商店街。32LP1Dテレビは225万ウォン前後で販売されている。しかし、大部分の売り場がカードの手数料10%を別途に要求した。現金で取引しなければ、製品価格が247万ウォンと高くなる格好だ。
○ ディスカウントショップとデパートとの違い
現金とカードの決済価格が同じ売り場のうちでは、Eマートが最も安い。ノート型パソコンだけが235万ウォンで、インターパークの232万ウォンより高かったが、ほかの比較対象製品3品目は最も安かった。
理由は、結婚シーズンであるため。Eマート広報課の李タルス課長は、「結婚に向けた家電製品の売れ行きが好調な秋ならば、大量購買で仕入れの価格も抑えられるし、利潤も減らす」と説明した。
デパートの32LP1D価格は275万ウォン。結婚シーズンのイベント期間であるため、310万ウォンで出庫された製品だが、量販店並の価格に抑えた。
直営代理店であるLG電子のハイプラザで、同製品は270万ウォンで販売される。取材チームが訪れた代理店は、自主的な結婚向けイベントを行い、250万ウォンの目玉商品として販売された。ハイマートは32LP1Dは割高だっが、廉価な中小企業製品も簡単に買い求めることができるうえ、中小企業製品のアフターサービス手続きも代替処理してくれる。
sanhkim@donga.com