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姜教授に張教授…東国大同窓会が両教授の懲戒を要求

姜教授に張教授…東国大同窓会が両教授の懲戒を要求

Posted October. 18, 2005 06:51,   

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姜禎求(カン・ジョング)教授(社会学)に張時基(チャン・シギ)教授(英文学)と、相次ぐ教授たちの反米親北朝鮮発言で苦しい立場に立たされた東国(トングク)大学が17日、教授個人の主張と大学の方針は異なるという内容の声明を発表した。

しかし、同大の同窓会総会は、「何ら内容のない、意味のない声明だ」として姜教授の懲戒を強く要求し、大学と同窓会間の摩擦が予想される。

同日午前、同大は緊急教務会議を開いて採択した「東国を愛するすべての方々に」と題した声明のなかで、「大学は自由な真理追求を保護しなければならない場所であるが、姜教授の発言は大学の垣根を越えて社会の対立を増幅させる結果をもたらした」とし、「今後の政府の法的処置にともなう(姜教授に対する)措置について、迷わざるをえない」と述べ、苦しい立場に置かれたことを浮き彫りにした。

東国大は、特に「東国大生全員を『親北朝鮮反米』思想の持ち主と決めつけて社会進出をはばむとか、生徒を絶対に東国大には送らないといった激しい抗議が続き、暗たんとした心持でいる」とつけ加えた。

同大はまた、「多くの個人や団体から、絶えず叱責と抗議を受け、正常な業務遂行が不可能な状況にまで至った」とし、「学校として、実に手に負えないほどの苦痛にさいなまれている」と明かした。

これに対し、同大同窓会総会の宋在晩(ソン・ジェマン)事務処長は、「声明に不満を示す同窓生たちの抗議電話が相次いでいる。姜教授の主張によって学校のステータスが墜落したのであり、一日も早く姜教授に懲戒処分を行うべきだ」と主張した。

東国大は同日、南アフリカ共和国のケープタウン大に滞在している張教授が、「金日成は偉大な近代的指導者」というタイトルの文章を書き社会的に物議をかもしたことについて、申し訳なく思う旨の電子メールを洪起三(ホン・ギサム)総長に送ったことを明かした。

保守派団体である自由開拓青年団は同日、張教授を国家保安法違反の疑いでソウル中央地検に告発した。

一方、姜教授は同日午前、大学3・4年生を対象にした「比較社会学」講義で、「千正培(チョン・ジョンベ)法務部長官は、今回の決定(自身に対する非拘束捜査指揮)によって、人権の歴史に記録されるだろう」と語った。

姜教授はまた、「することのなくなった検察が仕事をつくっている」とし、「なくなってもよい典型的な国家機関が公安検察と警察、国家情報院なのだが、事件が少なくなって仕事がなくなった検察が、事態をふくらませている」と主張した。



egija@donga.com