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タイヤ・パンクした格安航空機

Posted October. 31, 2005 03:01,   

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▲「取替えの要求」無視された〓漢城(ハンソン)航空は30日、「ブレイキ破裂を防ぐ安全装置のヒューズ・プラグが溶け、気圧の差によってタイヤの空気が漏れた」と発表した。タイヤには問題がなかったという説明。

しかし、同社の関係者Aさんは、「飛行機を買い入れた時からタイヤの磨耗が激しく、整備士たちが何度も取替えを要求したが、会社はそれを無視した」と主張した。

Aさんは、「正式に就航する前、株主を対象に試乗会を行ったが、タイヤの磨耗が激しいのではないかという指摘が多かったため、整備士が取替えを要求する意見を何度も出したが無視された」と述べた。

Aさんはまた、「会社は160万ドル相当の予備部品を備えるとしていたが、現在持っている予備部品は40万ドル水準にもならない」と話した。

ソウル地方航空庁の清州(チョンジュ)空港出張所関係者も、「26日、タイヤの調子が悪いから、取り替えた方がいいという意見を口頭で伝えた」と述べた。

これについて、漢城航空の関係者は、「まだ取替えの周期になっていなかったため取り替えなかっただけだ。清州空港出場所からタイヤを取り替えろという意見を直接聞いたことはない」と釈明した。

▲事故の発生と収拾〓28日午後5時20分、清州から乗客64人を乗せて済州(チェジュ)空港に到着した漢城航空303便(機種ATR72−200)旅客機の後方左側のタイヤ2個がパンクした。

同日の事故は、飛行機が滑走路に着陸して係留場に移動する途中のことだったため、幸い人命被害はなかった。

しかし、同日午後5時50分発の清州行き304便と、翌日運航の予定だった往復4便が全て欠航となった。

漢城航空は、予備タイヤが1個しかなく、29日午後にシンガポールからタイヤを購入したが、一時、大韓(テハン)航空とアシアナ航空が運送を拒否したため、タイヤの取替えが遅くなった。

両航空会社は、「タイヤの内部の窒素は危険物質であり、大きさもあって検索台を通過できない」として運送を拒否した。

漢城航空は30日午前11時半、タイヤを済州に運んで取り替えた後、同日午後4時半から運航を再開した。

漢城航空は、フランスのエアバス社の子会社であるATR社から飛行機を購入し、8月31日から清州−済州路線を1日2回往復運行している。料金は、平日片道が4万5000ウォン、週末5万ウォン、繁忙期6万ウォンと、大韓航空やアシアナ航空の70%の水準だ。



straw825@donga.com <