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金前検事総長「捜査指揮権発動直前に法務長官と電話で激論」

金前検事総長「捜査指揮権発動直前に法務長官と電話で激論」

Posted November. 02, 2005 05:07,   

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金鍾彬(キム・ジョンビン)元検事総長は先月12日、千正培(チョン・ジョンベ)法務部長官が捜査指揮権を発動させる直前の約40分間の電話で、千長官に「捜査指揮権を発動すれば、検事総長は責任(辞表提出)を取るしかないという旨を伝えた」と述べた。

金元総長は、「姜禎求(カン・ジョング)教授の司法処理問題をめぐり、千長官と長い間議論しており、捜査指揮権発動の直前には約40分間電話で話し、怒声交じりの激論になったが、結局、合意点を見出せなかった」と話した。

千長官は先月18日、国会法制司法委員会全体会議で、「捜査指揮権を発動させた12日午前、検事総長が姜教授を逮捕すると報告したのが検事総長との最後の通話であり、検事総長と電話で40分間怒声交じりの討論をしたという一部の報道は事実ではない」と語っている。

金元総長によれば、千長官との電話で姜教授に対する拘束捜査の趣旨や必要性を説明し、意志を変えなかったら、千長官が「法務部長官としてできる全ての法的措置を講じる」と話したという。

金元総長が「その法的措置とは何か」と聞くや、千長官が「捜査指揮権」と答えたと述べた。

金元総長は、「日本で一度だけ捜査指揮権が発動されたことがあるが、その結果は内閣総退陣という厳しい結果につながったと説得し、指揮権の発動とそれによる余波を軽んじてはならないと話したが、失敗だった」と語った。

また、「韓国は分断の状況にあり、憲法の基本理念は自由民主主義だ」とし、「姜教授の発言や行動は明白に法に反するもので、拘束は避けられない重要な事案だという信念には変わりはない」と強調した。



jin0619@donga.com