粉飾決算の疑いで検察の捜査を受けている朴容晟(パク・ヨンソン)斗山(トゥサン)グループ会長が4日、グループ会長と大韓商工会議所会頭を辞任した。
弟の朴容晩(パク・ヨンマン)副会長もともに副会長から退いた。
朴会長は同日、斗山グループ本社で各系列会社社長の出席する社長団会議を緊急招集し、「最近、社会的な物議をかもしたことについて深く反省し、心から謝罪する。責任を痛感し、経営と国内のすべての役職から退く」ことを明らかにした。
さらに、「グループの力を結集し、これまで以上に革新的で先進的なコーポレート・ガバナンスの確立に努めてもらいたい」と、社長たちに求めた。
朴会長は、大韓商工会議所の役職員や全国の商工会議所に自身の辞任を伝えた。
2000年5月に大韓商工会議所の第17代会頭に就任した朴会長は、2003年3月に2期目をスタートさせ、任期は来年3月までだった。
朴会長兄弟の辞任は、粉飾決算や不正資金隠しの疑いで、司法処理が来週に迫っていることから、グループの経営にしわ寄せが及ぶのを避けるためとみられる。
斗山グループは同日の社長団会議で、(株)斗山の柳秉宅(ユ・ビョンテク)副会長を委員長とし、各社の社長たちからなる非常経営委員会を発足させた。
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