韓半島で戦争がぼっ発したさい、迅速な軍需支援の保障を受けるため、米国の戦争予備物資(WRSA)計画と緊急所要不足品目リスト(CRDL)計画を変更する新しい協定の締結を、国防部が米国に提案し、拒否されたことがわかった。
7日、複数の韓国軍筋によると、今年6月、米ハワイ・ホノルルで開かれた第37回韓米安保協力協議会(SCM)傘下の韓米軍需協力委員会(LCC)で、韓国国防部は、米国が昨年、WRSAとCRDLを終結させるとの方針を通報したのを受け、その代案として新しい協定の締結を提案した。
しかし、米国側は、韓国が有事のさい、緊急に必要とされる弾薬をはじめ戦時対応物資を確保するための財政の拡充こそ解決策だと強調し、事実上、韓国の提案を拒んだとのこと。当時、会議で韓国側はWRSAとCRDLがこれまで、韓半島の戦闘準備態勢の向上に重要な役割をしてきた点を挙げ、廃棄にともなう代案づくりの必要性を強調した。
これについて米国側は、CRDLの計画が、韓国に戦時の軍需物資提供を保障できる適切なシステムではないとの判断のもと、昨年12月、すでに終結させたことを再確認し、これに代わるいかなる協定や計画もない、と答弁したことが伝えられた。また、米国側は「韓国がWRSAに過度に依存することなく、自立度を高めることを希望している」と答弁したもようだ。
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