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省庁別にミニ・ホームページとブログを開設 予算浪費では?

省庁別にミニ・ホームページとブログを開設 予算浪費では?

Posted November. 10, 2005 03:34,   

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国政弘報処を含む政府省庁が、「インターネットユーザーに歩み寄った広報をする」という名目で、サイワールドやネイバーなどのインターネット・ポータルサイトに、ミニ・ホームページやブログを先を争うように開設した。

これら省庁は、公式ホームページがあるにもかかわらず、ポータルサイトにミニ・ホームページとブログを開設したうえ、サービス運営に少なからぬ費用がかかったことから、予算の無駄使いという指摘を受けている。

▲先を争って開設〓9日現在、公式ホームページと別途にインターネット・ポータルサイトでミニ・ホームページやブログを運営する政府省庁は、10省庁。

これら省庁は、ミニ・ホームページなどが、「政策を簡単に面白く伝えることができ、若い世代の参加を促せる」と主張する。しかし実際には、1回限りのイベント重視で運営される所が大半だ。

国政弘報処のミニ・ホームページの場合、政府行事の日程、各種国政広告などに関する説明など、政策広報とかけ離れた内容で構成されている。それですら大半が、国政弘報処の公式ホームページでも見ることができるものばかりだ。

国防部のミニ・ホームページの紹介欄には、組職図が一枚あるだけで、国防部長官がだれなのか、代表電話番号が何番なのかさえ説明がない。

▲事業目的と合うのか〓国政弘報処が運営するインターネット・ニュースの「国政ブリーフィング」によると、これらのミニ・ホームページとブログの運営費は、月2千万〜3千万ウォンだ。

文化観光部のチョン・ビョングク政策広報チーム長は、「7月の1ヵ月間、『文化強国C—Korea2010』を広報するサイワールドのミニ・ホームページを運営するのに、バナー広告やイベント費用で2千万ウォンかかった」とし、「しかし、訪問者が27万人にもなったので、効果は十分だったと思う」と話した。

しかし、訪問者が多いからといって、必ずしも事業目的に符合しているとはいえないという指摘も出ている。食品医薬品安全庁は4〜8月に、1億500万ウォンをかけてポータルサイトの「ボディ・ボディ」に、食中毒防止キャンペーンのためのホームページを運営した。7月の1ヵ月間の訪問者が25万4千人だった。

しかし、国会保健福祉委員会の専門委員室は、「サイトの主な利用対象者が小学生で、事業実施目的に符合するのか疑問だ」としながら、食品医薬品安全庁の来年度予算案のインターネット広報費に対して削減の意見を出した。

食中毒予防キャンペーンは、食品を扱う調理師や栄養士を対象にすべきだが、実際のホームページの訪問者は、82%が19歳以下だったという。



tesomiom@donga.com