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韓日共同で、日本のオペラをソウルの舞台で公演

韓日共同で、日本のオペラをソウルの舞台で公演

Posted November. 22, 2005 08:43,   

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鶴の羽の毛で布を織る妻とその夫の、美しく悲しい愛を描いた日本の創作オペラ「夕鶴(写真)」が、12月2〜4日、ソウル「芸術の殿堂」のトウォル劇場で公演される。

国立オペラ団(芸術監督鄭銀淑)と日本の夕鶴・韓国公演実行委員会(代表・三木睦子)が共同で公演するこの作品は、韓国の「鶴の恩返し」説話と類似した内容の日本民話「鶴女房」が原作だ。

木下順二が「鶴女房」を現代化した戯曲に、作曲家の團伊玖磨が曲をつけて作ったオペラ。

1952年の東京初演のとき、「待ちに待った日本オペラが出た」と言う賛辞を受けており、その年の毎日音楽賞などを受賞した。日本の創作オペラとしては初めて、1957年にスイスのチューリッヒ市立劇場で公演され話題を呼んでおり、その後ニューヨーク、バンコク、モスクワなどでも公演された。

ある田舍の村に住む純朴な青年と美しい布を織る妻。欲張りな友人の誘いによって、夫は、布を織るあいだ家の中を絶対にのぞかないでほしいという妻との約束を破る。妻は、もともと美しい鶴であり、自分の羽の毛を抜いて愛する夫のために布を織っていたのだ。自分の正体を知られた鶴は、夫に千羽折の布と呼ばれる美しい布2枚を残し、涙を流しながら去る。

今回の公演のため、日本の声楽家とスタッフが韓国を訪問し、韓国側ではプライムフィルハーモニックオーケストラ、PBC少年少女合唱団が協演する。

来年には国立オペラ団の創作オペラ「嫁入りの日」が、日本のオーケストラと技術陣の協力を得て日本で初演される予定だ。今回の公演には、韓国の小学生たちと在韓日本人学校に通う子供たちが招かれた。

国立オペラ団の鄭銀淑監督は「韓日友情の年を迎え、両国の創作オペラを紹介する理想的な交流」と説明した。平日は7時半、土・日は4時。2万〜5万ウォン。お問い合わせは02−586−5282。



raphy@donga.com