ミシェル・ウィー、「カシオワールドオープン」で初の男女対決に挑戦

「億万長者のゴルフ少女」ミシェル・ウィー（ウィ・ソンミ、１６）は、高い関心を集めるなか、プロデビュー後初の、男女対決に挑戦する。その舞台は、日本の高知県のＫｏｃｈｉ黒潮ＣＣ（パー７２）で開幕する日本プロゴルフツアー（ＪＧＴＯ）「カシオワールドオープン」。この大会の観戦ポイントをまとめてみる。

▲名誉回復〓ミシェル・ウィーは先月、プロ転向後初出場となる三星（サムスン）ワールドチャンピオンシップで失格処分となり、涙をのんだ。今回、第２ラウンドまで上位６０位以内に入ってカット通過に成功すれば、その時の屈辱を水に流し、嬉しい初の賞金も手にすることができる。２２日、練習ラウンドを一緒に回った金ジョンドク（ナノソウル）とヤン・ヨンウン（カスコ）にパッティングについてのアドバイスを聞いたミシェル・ウィーは、「私の目標は優勝」と覚悟を述べた。

▲ミシェル・シンドローム〓彼女に対する関心は、台風にたとえられるほど日本を騒がせた。高知県は大会誘致による地域広報や観光収入などで２０億円（約１８０億ウォン）の経済効果が生じると予想した。大会会場周辺のホテルは空き部屋がなく、７８団体のマスコミから１７５人の取材陣が駆けつけた。１万円ものギャラリーチケットは飛ぶように売れており、予想観衆数は３万５０００人。

▲ワールドスター〓何年か前に韓国を訪れたさい、エイの煮物が食べたいと言って話題を呼んだミシェル・ウィーは、日本に到着した後の記者会見では学校で習った日本語であいさつし、１週間に２度ずつ刺身と寿司を食べていると述べて、親密感を示した。約２００万ドルの招待料を受けとったとされる彼女としては、主催側に対する最上のマナーを見せたわけだ。

▲日本の中堅ゴルファーと同組〓ミシェル・ウィーとの荷の重い対決を行うことになっている選手は、日本の中堅ゴルファー、手嶋多一（３７）と横田真一（３３）で、２４日午前８時４５分、同組で１ラウンドに入る。１８３センチのミシェルは、まず身長で手嶋（１７２センチ）と横田（１６７センチ）を圧迫するもよう。手嶋は１９９３年のプロ入り後、通算３勝を挙げ、今年は準優勝だけで３回記録している。１９９４年にプロデビューし、通算１勝に今季５度のトップ１０入りを果たした横田は、０３年にこの大会でソフィ・グスタフソン（スウェーデン）と男女対決を行った経験があるが、「（ミシェルに）負けたら悔しい気分だろう」と話した。

kjs0123@donga.com