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奈良県で百済王族のものと見られる古墳発見

奈良県で百済王族のものと見られる古墳発見

Posted December. 03, 2005 04:48,   

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明日香村教育委員会は1日、奈良県明日香村南西部のカヅマヤマ古墳から、百済(ペクチェ、B.C.18〜A.D.660)王族のものと推定される豪華な古墳が発見されたと発表した。今回発見された古墳は、レンガ状に石を積み上げた「磚(せん)積み石室」構造であることが特徴で、百済の王族の古墳に非常に似ている。

教育委は、出土された土器などから考えて、この古墳が660〜670年ごろ築造されており、被葬者は40〜50歳代の男性と推定される、と明らかにした。地位の高い高貴な人物に限って使われた漆塗り木棺の破片が出土されたことから、被葬者が日本の皇族または日本に滞在していた百済の王族であった可能性が高い、との見方が出ている。

2つの見解のうち、古墳が造成された時期に死去した日本の皇族がいないことから、百済の王族だという見方が優勢だ。神戸山手大の河上邦彦教授(考古学)は、被葬者は631年に父親とともに日本に渡ってきたが、660年の百済の滅亡によって戻れないまま674年に死去した百済の王族・昌成(チャンソン)である可能性が高い、と話した。



parkwj@donga.com