米大使「北朝鮮は犯罪政権、金融制裁は解けない」

アレクサンダー・バーシュボウ駐韓米大使は７日、北朝鮮を「犯罪政権（criminal regime）」と強く批判し、「北朝鮮への金融制裁は、政治的ジェスチャーの次元で解ける問題ではない」と述べた。

バーシュボウ大使は同日、ソウル中区の韓国プレスセンターで開かれた寛勲（クァンフン）クラブの朝食討論会で、「北朝鮮が麻薬を密売し、ドルを偽造している状況で、政治ジェスチャーとして金融制裁を解くことはできない」とし、「マカオのバンコ・デルタ・アジア（ＢＤＡ）銀行に対する措置（北朝鮮の取引口座の閉鎖）によって、北朝鮮の違法行為を一部中断させる成果があった」と話した。

また、バーシュボウ大使は、「北朝鮮の寧辺（ヨンビョン）発電所では、ただの一度も電力が生産されたことがない」とし、「北朝鮮が、核不拡散条約（ＮＰＴ）に加入して、国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の安全措置を履行しても、軽水炉が北朝鮮へのエネルギー提供に最も効果的な支援策かについては懐疑的だ」と明らかにした。

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