06W杯ドイツ大会が開かれるドイツのブンデスリーガーは、世界で最も熱情的なファンを誇る。果たして何が彼らをサッカーに夢中にさせるのか。
17日(現地時間)、車(チャ)ドゥリがプレーしているアイントラフト・フランクフルトのファンクラブの遠征応援団と一緒に過ごした。
電車に乗ったら、150人余りのファンが2つの車両を完全に占領していた。チームのユニホームとマフラーを掛けたファンは休まずに歌を歌い続けた。ビールの空き瓶が増えるにつれ、ムードは盛り上がり、記者を見たファンたちはさらに大きな声で歌を歌った。
「ドゥ〜ドゥ〜ドゥ〜、リ〜リ〜リ〜、チャ〜チャ〜チャ、ドゥ!リ!チャ」。有名な『車ドゥリ・ソング』だ。
イェンス・グェペルトさん(30、不動産コンサルタント)は、1年に20回ほどある遠征応援を2〜3回ぐらい除いて全部行くと言った。クリスティアン・ギニゲさん(20、会社員)は、韓国国家代表チームのユニホームを着ていた。彼は「02韓日W杯の時、韓国でユニホームを買った。ユニホームに車ドゥリのサインをもらった」と自慢した。
サッカー、お酒、音楽と一緒に過ごした2時間半の鉄道旅行は、退屈になる暇もなしにあっという間に過ぎた。メンヒェングラードバッハ駅に着いたのは午後1時30分。駅前には競技場行きのシャトルバスが並んでいた。普段は15分に1台が運行されるが、試合がある日は市が増便して無料でファンに提供する。
「アイントラフト・フランクフルト、アウスベルツ・ジーク(Ausauswaerts-Sieg、遠征試合で勝利を!)」という掛け声を行進曲風の拍子に合わせて叫んだ。バスが激しく揺れるが、運転手も面白がる表情だった。
フランクフルトの5000人余りの遠征ファンが南東側のスタンドを埋め尽くした。車ドゥリは同日、3試合目の右ウィング・バックとして出場した。前半16分と22分、フランシスコ・コパド(フランクフルト)が連続ゴールを決めた。応援も絶頂に達した。誰も敗北を予感できなかったが、メンヒェングラードバッハの4—3の逆転勝ちで終わった。
競技の後、車ドゥリの表情は暗くて、元気がなかった。しかし、彼は、「守備手として自分なりによく適応している。代表チームでもどのポジションを任せられても必ずいいプレーをする」と話した。
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