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サラリーマンの幸福の条件は上司との良い関係

サラリーマンの幸福の条件は上司との良い関係

Posted January. 02, 2006 03:07,   

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大企業で働くメン某チーム長(41)は昨年、営業を通じて5社を新規で誘致した。上司はこれ以上ないと言うほど誉めてくれた。メンチーム長は、成果そのものより上司に認められたことのほうが嬉しかった。当時、成果が上司を通じて知られ、スカウトの対象になったりもした。メンチーム長は、「上司に認められたり励まされたりする時ほど、サラリーマンは元気が出る」と話した。

一方、中堅企業の戦略パートで働くチョン某課長代理(34)の新年の計画は転職だ。ヘッドハンティング会社に登録し、しばらく見ていなかったTOEICの参考書を再び手にしたのは、直属の上司のせいだ。

何日も徹夜しながら海外市場関連の報告書を書き上げたが、10分後、課長に呼ばれた。「綴字が違っている。書き直すように」と言われて、書き直して持っていったら、今度は「分かち書きも知らないのか」、「表の書き方が下手だな」といった指摘が戻ってきた。票のデザインの修正、無駄な補助資料の添付まで、約20回ぐらい手直した報告書は、そのまま部長に上げられた。

彼が転職を決心したのはその次の日。会議に行ってきた部長がチョン代理の報告書を誉めると、課長が椅子を回して体を持ち上げて言った。「相当苦労しましたよ。それを作るために、何日も家へ帰れなかったんです」。

チョン代理は、「上の人が転職する時はビジョンや待遇と関連があるだろうが、私のようなクラスはほとんど人間関係、特に上司との葛藤のためだ」と話した。

サラリーマンが1日のほとんどを過ごす職場での満足度は、個人の幸せと深い関係を持つ。全国7大都市のサラリーマン501人を対象に実施したアンケート調査で、10人のうち4人の割合で「人間関係のため会社生活が苦しい」という答えが返ってきた。職場で自分を苦しませる人は「上司(34.9%)」が最も多かった。

昨年末、サラリーマンの幸福をテーマにグループ討論が開かれたソウル銅雀区(トンジャクグ)のある中小企業の会議室。「会社生活で何が一番幸せか」に対する答えも同じだった。

「誉め言葉までは期待もしません。仕事をして悪口を言われなければそれで十分です…(笑い)」(李某さん・32)

「良い上司に巡り会うのも幸せです。上の人が非合理的だと、解決する術がありませんので」(クォン某さん・35)

上司との関係が「会社生活の幸不幸」の一番大きな要因に挙げられるのは、極めて韓国的な状況だ。

ベク病院の禹鍾敏(ウ・ジョンミン)ストレスセンター教授は、「先進国で上司は部下社員を激励して支援する存在である反面、韓国では直接的なストレスの原因だ」と説明した。

韓国では権威主義的な組職文化が昔のままである上、上下間の適切なコミュニケーションの窓口が無い場合がまだまだ多いからだ。

ハナ銀行CSチームのチャン・ヨンジュさん(29)は、「慣れない仕事を引き受けて負担に考えていた時に、前の上司に『お前なら十分できる』という励ましの電話を受けたことがある。私のことを信じて仕事を任せてくれるのが、仕事にまい進できるようにする力だ」と話した。



susanna@donga.com