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「西門市場を生かそう!」

Posted January. 04, 2006 03:03,   

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▲「お正月(旧正月)準備は西門(ソムン)市場で」〓インターネットの西門市場ホームページ、そして大邱市(テグシ)や市民団体の掲示板には、商人らを激励し援助する方法の問い合わせが相次いでいる。

主婦の金ヨンラン(40、大邱寿城区黄金洞)氏は、「大邱経済が極度に低迷した状況で、庶民の利用する西門市場に大火事が発生して本当に切ない」とし、「今度のお正月用品はすべて西門市場で購入する考え」と話した。

住民のシン・ジュヨン(35)氏は「商人らに再起の意欲を湧かせるためにも、火事の発生した西門市場の2地区を特別災難地域に宣布しなければならない」と主張した。

主婦のホ・ジンヒ(46、中区東山洞)氏は、「大邱の象徴的な在来市場が灰燼と化して心が痛む」とし、「旧正月に向けて、市民がたくさん西門市場を訪れれば」と話した。

西門市場の火事収拾対策本部と大邱中区には、商人を助けるための方法に関する問い合わせ電話が続いている。

大邱市は西門市場の被害商人を助けるために、全市民募金運動を行うことにして、近いうちに行政自治部に募金承認を要請する計画だ。

寄付金品募集法によれば、3億ウォンを超える寄付金募金は行政自治部の寄付審査委員会の審議を経て長官の承認を得なければならない。

被害商人らは3日、西門市場の駐車ビルを代替商店街に利用できるようにしてほしいという呼え文を、商店街の商人たちに配った。

収拾対策委員会の鄭清浩(チョン・チョンホ、58)委員長は、「数十年間の暮らしの基盤だった西門市場を出て、どこで商売をするのか」とし、「駐車ビルに1坪ずつでも臨時店鋪を用意して、看板でもかけることができるようにしてほしい」と話した。

西門市場連合会は、地区別に賛否投票を実施して駐車ビルの臨時活用について決めることにした。

▲初期鎮火の失敗責任及び被害額攻防〓商人らは火事が発生するやいなや通報したが、全体店鋪(1267店舗)の95%(1190店舗)が燃えたのは初動鎮火に失敗したからだと主張した。

29日午後9時57分に発生した火事を、20時間後の翌日午後5時57分になって完全鎮火したのは、納得し難いと不満を現わした。

大邱消防本部は火事発生3分後に現場に到着したため「のろま出動」とは考えにくいし、「完全鎮火」が遅くなったのは西門市場の特性のためだと説明した。

火元は呉服専門商店街で、2〜4坪規模の店鋪がびっしりと並んでいるうえに、商店の中にあった品物がすべて火によく燃える原緞で被害が大きくなったというのだ。

また、1975年に建てられた市場の建物が崩壊の兆しを見せて、消防隊員を30日午前4時頃全員撤収させるしかなかったと明らかにした。

被害金額の算定も差が大きい。大邱消防本部は3日現在、被害額が建物35億ウォン、在庫商品及び原緞142億ウォンなど、177億ウォンと推算されると明らかにした。

大邱中区の災害対策本部によると、同日現在に受け付けられた被害額は1190店鋪で624億ウォン。商人らは被害額が1000億ウォンにのぼると推定する。

火災当時、商店街ではスプリンクラーが作動しなかったが、消防施設管理会社であるA社が11月4、5日に点検したときには、スプリンクラーと警報機が正常に作動したため、責任論争が予想される。

大邱市は3日、西門市場の2地区を特別災難地域に指定して、特別交付税250億ウォンの支援を行政自治部に建議した。

韓国銀行の大邱慶北(キョンブク)本部は、一部または全部が火に燃えたか、毀損した現金を交換することにした。

平壌(ピョンヤン)市場、江景(カンギョン)市場とともに朝鮮(チョソン)3大市場に数えられてえいた西門市場。4000店鋪余りが入居した嶺南(ヨンナム)地域最大の在来市場だ。1、2、4、5地区とトンサン及びアジン商店街など5の地区がある。火事が発生した2地区は延べ面積2万㎡規模で、原緞及び反物屋など1267店鋪が営業をしていた。