「送ってくれと頼んだ時は送ってくれなかったくせに…」
タンパベイ・デビルレイズ行きが噂されていた徐在応(ソ・ジェウン、29)が、ニューヨーク・メッツからLAドジャーズに電撃トレードされた。メッツは徐在応とブルペン投手のティーム・ヘミュレクをドジャーズに出し、セットアップマンのドナー・サンチェスとマイナーリーグの有望株スティーブ・シューモルをもらう投手2対2のトレードに合意したと5日、発表した。
徐在応は父親の徐ビョングァンさんを通じて、「ニューヨークを離れるのは名残惜しいが、万年下位チームのタンパベイよりはドジャーズの方が100倍は良い」と歓迎の意を表した。ドジャーズには光州(クァンジュ)第一高校の2年後輩である崔熙燮(チェ・ヒソプ)がおり、フランチャイズのロサンゼルスには韓人が多く住んでいる。
1997年末入団してから「永遠なるメッツマン」を目指していた徐在応は、04年シーズンが終わった後、球団側に先にトレードを要請したこともある。リック・ピーターソン投手コーチとの葛藤で、公正な競争機会が得られなかったためだ。しかし、メッツは徐在応を残留させた。徐在応は昨季後半、これ見よがしのように再起して、8勝2敗に防御率2.59の好成績でシーズンを終えた。
しかし今度はメッツが徐在応を放出した。ブルペン強化が切実なメッツと先発投手が必要なドジャーズの利害関係が合ったわけだ。
徐在応のドジャーズ行きで朴賛浩(パク・チャンホ、サンディエゴ)、金炳賢(キム・ビョンヒョン)、金善宇(キム・ソンウ、以上コロラド)、崔熙燮(ドジャーズ)ら、大リーグで活躍している韓国人ビック5みんながトレードを経験するっことになった。また、みんなナショナルリーグ西部地区に集結し、韓国人選手同士の対決が興味を引くものと見られる。
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