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「鳳柱先輩の記録を更新し、アジア大会で金メダルを」

「鳳柱先輩の記録を更新し、アジア大会で金メダルを」

Posted January. 07, 2006 03:00,   

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「ソウルで韓国最高記録を立て、ドーハで金メダルをとる。」

韓国男子マラソンの「希望」チ・ヨンジュン(25・コーロン)。彼は新年早々から、日本の鹿児島県の徳之島という小さな島で、人生最大の目標を達成するため汗を流している。

3月12日に開かれる06ソウル国際マラソン・第77回東亜(トンア)マラソン大会で、韓国最高記録(2時間7分20秒)を更新し、韓国代表に選抜された後、12月、カタール・ドーハで開かれるアジア大会で金メダルをとるというのが彼の今年の目標だ。

「昨年は記憶から消したい。負傷で苦しい思いをしたし、一時、チームの雰囲気もよくなかった。今はすべてを忘れ、ただひたすら前進したい。」

03ソウル国際マラソンで2時間8分43秒の国内現役第3位の記録を立て、韓国マラソンの希望として浮上したチ・ヨンジュン。しかし、彼は04年アテネ五輪で2時間16分44秒の第17位にとどまったうえ、昨年は、足首の負傷でフルコースは1度も走れなかった。また、昨年半ばには、コーチングスタッフとの摩擦で、日本出身の永田監督が新しく赴任するなど精神的にも苦労が多かった。

この過程で苦しみも多く味わったが、心機一転したチ・ヨンジュンは、8月末に赴任した永田監督の指導を受けながら、徐々にトレーニングを行ってきた。すでに25歳。ここでレベルアップできなければ、世界の舞台に跳躍できないかも知れないという危機意識が、彼の闘魂を刺激した。

「マラソンに人生をかけた以上、何かを見せなければならない時期だ。アジア大会で絶対に金メダルをとらなければならない。絶対に…。」

チ・ヨンジュンは昨年10月、全国体育大会男子一般の部5000メートルで、14分03秒94という好記録で優勝を果たすなど体調を取り戻し、12月からは、フルコース挑戦のための冬季トレーニングを本格的に始めた。12月18日からは、日本女子マラソンのヒロイン、高橋尚子がトレーニングした鹿児島県に渡り、一日40〜50キロを走る地獄のトレーニングを消化している。

夢を実現する最初の関門となるのが、ソウル国際マラソン。チ・ヨンジュンは00年、大先輩の李鳳柱(36・三星電子)が立てた韓国記録を更新し、韓国最強を越えて、世界レベルの選手になることを期している。

チ・ヨンジュンは1998年、バンコクアジア大会の女子部銅メダルリスト、甲斐智子など日本女子マラソンの代表的選手を育てた永田監督の緻密なトレーニングの中で、目標に向け一歩一歩進んでいる。



yjongk@donga.com