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「ゆっくり、長く勤めたい」新入社員の新傾向

「ゆっくり、長く勤めたい」新入社員の新傾向

Posted January. 09, 2006 03:16,   

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新年の人事変動季節を迎えて会社員たちの間では、昇進より安全中心の長寿戦略を選択する「細く長く生き残る」現象が、年々著しくなって行く。

韓電が昨年上半期に新入社員の志願状況を独自に分析した結果、329人の募集に対し、三星(サムスン)316人、LG約300人、現代(ヒョンデ)約100人、SK約40人など、いわば「よく切られる」会社員が800人近く願書を出していた。

朴(パク、34)氏も今年5月、韓国電力の公採で新入社員として入社した。三星グループの主要系列会社で代理まで勤めたが、いつ追い出されるかも知れないという不安感のため、定年が保障されている公企業に挑戦したのだ。朴氏は「韓電に合格したと言って辞表を出したとき、チーム長だけに理解できないという表情だったが、仲間たちはむしろ羨ましがった」と話した。

ある大手企業の広報担当役員は、「年末の役員人事を見たら役員になってから2、3年で辞職した人が多く、1年で辞める場合も少なくなかった」とし、「このような状況だから、昇進よりは長く勤めることができる職場を探そうとする心理が拡散している」と話した。

漢方医大や教育大学院などには、資格証を取り揃えた「人生の第2ラウンド」に挑戦する新入生も増え続けている。

慶煕(キョンヒ)大学漢方医大の「年を取った人々の集まり(ナサモ)」前会長である金氏(45、本科4年)は、「(よく切られる)会社で認められてきたが、早期辞職する先輩や仲間たちを見て、会社生活は自分の生活を他人の手に任せたのと同然という感じが強くした」とし、「一歩遅れて勉強を始めたため、時間とお金は失ったが、後悔はしていない」と話した。

企業関係者らは、会社員の「長くて細い」現象の裏には、公職社会の専有物として認識される「徹底した忠誠」と、組職に対する忠誠心の低下などの副作用もあると憂慮している。



libra@donga.com bae2150@donga.com