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興宣大院君の別荘「石坡亭」が競売に

Posted January. 11, 2006 03:04,   

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朝鮮(チョソン、1392〜1910)王朝末期、興宣大院君(フンソン・テウォングン)が別荘として使っていたソウル市有形文化財第26号の石坡亭(ソクパジョン)が競売にかけられる。

不動産競売情報会社のデジタルテインが10日伝えたところによると、ソウル鍾路区付岩洞(チョンログ・ブアムドン)の石坡亭が13日、最低売却価格48億2900万ウォンで競買にかけられる。

所有者が負債10億ウォンを返済できず、04年12月に鑑定価格75億4600万ウォンで競売にかけた後、昨年2回にわたって流札し、価格は鑑定価格の60%台まで落ち込んだ。

石坡亭は、朝鮮王朝第25代王の哲宗(チョルジョン)と第26代の王高宗(コジョン)の時代に、領議政(ヨンイジョン)など高官を務めた金興根(キム・フングン)の別邸だったが、興宣大院君である李昰應(イ・ハウン)が集権した後没収し、自分の別荘として使用した。

ソウル城郭北方の紫霞門(ジャハムン)付近にあり、大きな岩や松の木などの秀麗な景観で有名だ。敷地1万3293坪に母屋と居間、離れなどがある。

一部の建物は、書芸家の孫在馨(ソン・ジェヒョン)が1958年、鍾路区弘智洞(チョンログ・ホンジドン)に移した後、74年に「大院君別荘」という別の名前でソウル市有形文化財第23号に指定された。

デジタルテインの李栄鎮(イ・ヨンジン)企画チーム長は「第1種一般住居地域に指定された約1000坪を除いては、全て開発制限区域と文化財保護区域、軍事施設保護区域などになっているので、文化財の特性を活用した事業に適した物件だ」と説明した。



imsoo@donga.com