在日韓国人として北朝鮮サッカー代表チームで活躍している安英学(アン・ヨンハク、28、写真)が国内プロサッカー、釜山(プサン)アイパークに入団した。釜山は19日、「安英学と入団に合意した。安英学は前所属チームの日本Jリーグ名古屋グランパスとの契約が満了し、移籍料はなかった。契約条件は未公開にすることにした」と明らかにした。しかし、名古屋でもらっていた年俸より高い金額を約束したと知られ、年俸は3億ウォン以上と推定される。
日本で生まれ育った安英学は、06W杯ドイツ大会予選の時、北朝鮮の代表としてプレーした。ハンサムな顔で多くの女性ファンがいて、そのため「北朝鮮の安貞桓(アン・ジョンファン)」と呼ばれたりもした。
04年、日本のサッカー専門誌『サッカーダイジェス』が選定したJリーグ前半期ベスト11に選ばれた安英学は182センチに77キロのMFで、Jリーグ115試合に出場して7ゴールを決めた。彼は北朝鮮代表で国家代表チーム間の試合(Aマッチ)6試合に出て、2ゴールを記録した。
安英学は釜山球団を通じて、「お爺さんの故郷(全南・光陽)がある韓国でプレーすること自体に意味がある」と話した。「韓国サッカーは肉体的に強いという印象を受けた。02韓日W杯4位に上がった自信が感じられる」と感想を述べた。
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