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「論文は足首切られる覚悟で書くべき」…若手学者の投稿が話題

「論文は足首切られる覚悟で書くべき」…若手学者の投稿が話題

Posted January. 23, 2006 03:24,   

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黄禹錫(ファン・ウソク)ソウル大教授研究チームの論文ねつ造疑惑を公論化したインターネットのサイトに、ある科学者が「研究論文は足首を切られる覚悟から、真面目に書かなければならない」という文章を掲載し、話題となっている。

「joke」という投稿名の同科学者は19日、若手バイオ工学者らが頻繁にアクセスする生物学研究情報センター(BRIC)の「ソリマダン」コーナーに『論文と足首』と題する文章を掲載した。同氏は弟子の論文を検討していて、自分の名前と連絡先が記された交信著者(論文監修の責任を持つ著者)の欄に至っては「身が震えた」と言う。

18年前に自分が修士論文を書いていた時、指導教授が「論文は足首を切られる覚悟で書かなければならない」と言って、「和氏之壁」という話をした。戦国時代、楚代の和氏という人が、貴重な玉石を得て王に捧げたが、王は平凡な石だと思い、和氏のかかとを切る重刑に処した。だが、後代の王がその真価に気付き、和氏を一歩遅れながらも、立派な学者として認めた。

この科学者は「論文には真実だけがあるべきで、一点の汚点もあってはならず、自分の名前をかけた論文には、自分の名誉をかけるべきだという指導教授の言葉が何度も、キリのように私の背中を刺してきた」と話した。

同氏は「最近、科学者社会だけでなく一般の人々も、論文の真実性を話頭にしている」とし、「虎は皮を残し学者は論文を残すという言葉が人々の間でよく言われているが、どうして論文の真実性が虎の皮などと比較できるのだろうか」と語った。この文について、若手科学者らは「感動的だ」、「論文の単語一つにも気持ちを込めたい」などの文章を投稿し、深い共感を示した。



wolfkim@donga.com