ウォールストリートジャーナルが27日報じたところによると、北朝鮮が、マルボロ、マイルドセブンなど有名なタバコの、最大の偽造生産地だという主張がなされている。
同紙はこの日、PM(Philip Morris)社など、タバコメーカー関係者の話を引用し、「ここ数年間、ニューヨーク、オクラホマ、シアトル、ロサンゼルスなど、23州1300ヵ所以上で、北朝鮮製偽造タバコが見つかった。北朝鮮の偽造タバコ生産力は、年間20億箱にのぼるものと推定される」と報道した。
偽造タバコが米国内に流入するのを防いでほしいと米政府に要請したタバコ会社は、自主的にアジア系の犯罪組織にスパイを紛れこませたり、北朝鮮に人を送りこんだりといった方法で、これらの事実を突き止めたのだ。
政府に提出されたタバコメーカーの報告書によると、北朝鮮の羅先(ナソン)市が偽造タバコの中心メーカーであり、 平壤(ピョンヤン)周辺の国営企業も偽造タバコ生産に関わっているという。同報告書はまた、北朝鮮は偽造タバコなど、偽造製品によって8000万〜1億6000万ドルを稼いでおり、同金額は合法的な輸出の8〜16%を占めるものと推定されている。
srkim@donga.com