政府与党が、法学専門大学院(ロースクール)の定員総数を2000人台にする案を進めている。
与党ヨルリン・ウリ党の李銀榮(イ・ウンヨン)第6政策調整委員長は3日、「各界の意見を集めた結果、ロースクールの年間定員総数を2000人台にする案が妥当だという結論に到達した。これに対し、政府の共感を得た」と述べた。
ロースクール定員2000人は、現在の司法試験年間合格者1000人の2倍に当たるもので、法曹界が希望する1200人台と、大学の望む「少なくとも3000人」を折衝した形だ。
李委員長は、「2000人案に対し、現在、党内教育委所属委員たちを説得する作業を進めている」と述べた。また「ロースクール法案に、『定員は教育人的資源部長官が決める』とだけされているため、定員規定は法案処理後、施行令の段階で最終的に確定されることになる。今後、案が確定されるまでは変動要因があるとみられる」との見方を語った。
政府は、大統領諮問機構である司法制度改革推進委員会(司改推委)で昨年下半期に設けたロースクール新設案に基づいて、昨年10月にロースクール法案を発議。政府与党は2日、計画通り08年からロースクール制度を取り入れるため、同法案を2月の臨時国会で最優先的に成立させることで合意した。
司改推委案では定員総数には触れておらず、その代わり「学校当たり150人」という原則を決めただけの状態だ。与党が推進中の2000人台定員が最終確定する場合、13、14校の大学にロースクールが割当てられる見通しだ。
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