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黄教授、「ES細胞培養」昨年11月まで信じていた 患者適応型ES細胞問題

黄教授、「ES細胞培養」昨年11月まで信じていた 患者適応型ES細胞問題

Posted February. 06, 2006 03:45,   

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黄禹錫(ファン・ウソク)ソウル大学教授は昨年11月に独自検証を通じて確認するまで、ヒトクローン胚を使った患者適応型ES細胞が全く培養されなかった事実を知らなかったことが、検察の捜査で確認された。

ソウル中央地検の特別捜査チーム(チーム長=洪満杓特殊3部長)は、「黄教授が患者適応型ES細胞が存在しないことをいつ知ったか」に対して、電子メールと研究ノートを分析し、関連者を呼んで調べた結果、暫定的にこのような結論を下したことが5日、伝えられた。

検察は、黄教授がサイエンス誌に2005年の論文を提出する過程で、データを脹らます方法で論文捏造はしたが、患者適応型ES細胞がないという事実を知っていながら、これを確立したように操作したことはないとみている。

検察によれば、黄教授チームは昨年、米ニューヨークのメモリアル・スローン・ケタリング癌センターに2、3番のES細胞を提供して、最高科学者に支援される研究費30億ウォンのうち15万ドルを国際共同研究の名目で送金した。

同癌センターは、同資金で黄教授チームから受け取ったES細胞を神経細胞に分化させる研究を進めた。

検察は、この情況が黄教授が当時、患者適応型ES細胞が培養されたものと信じていることを裏付けているとみている。黄教授がES細胞はにせ物という事実を知っていながらも、国内でもない米国の研究機関ににせ物のES細胞を分譲するということは常識的にありえないと推論しているからだ。

また、黄教授チームは昨年3〜8月、ソウル大医学部で実験用の鼠100匹余りを対象に1、2番のES細胞を、脊髓を損傷させた実験用の鼠50匹に注入する実験を行った。

検察は、同実験がES細胞の商用化を目的に行われたという点で、黄教授が当時、このES細胞を患者適応型ES細胞だと信じていたからとみている。

検察はこの他にも、黄教授が患者適応型ES細胞が作られたことを信じていた証拠を多数確保したとされている。

検察は2005年、サイエンス論文の準備過程で患者適応型ES細胞を作ったように「実体」を操作した疑惑が持たれている金ソンジョン(34)研究員を、早ければ今週中にも呼んで調べる方針だ。

検察は4日、米国から帰国した朴ジョンヒョク(2004年サイエンス論文の第3著者)研究員を4、5日呼んで処女生殖ES細胞とされた1番のES細胞が、体細胞を使ったES細胞としてデータ操作された経緯などについて調べた。



jefflee@donga.com