Go to contents

「韓国留学1年」日本人のワタナベ氏

Posted February. 17, 2006 03:11,   

한국어

「口から韓国語が先に出る場合が多いです。もう夢も韓国語で見ます」

韓国に魅せられた日本人留学生が、日本に帰って韓国での留学生活をまとめた日記を個人ホームページ(写真)に載せている。

主人公は日本東京のある貿易会社で韓国と中国地域の業務を担当しているワタナベ・タカコ氏(29、女性)。

友達からもらった韓国のアルバムとビデオが縁で韓国に関心を持つようになったワタナベ氏は、02年から03年12月までの1年間、高麗(コリョ)大学の韓国語文化教育センターで韓国語のコースに通った。2004年初め日本に帰った後、自分のホームページ(taka76.hp.infoseek.co.jp)に韓国留学時代の写真と日記を載せている。

ワタナベ氏のホームページは台湾人までアクセスして留学情報を質問するなど、韓国の弘報大使役を果たしている。

初めてホームページに入ると、歌手BoAの歌が訪問者を迎える。サイトのあちこちに、ワタナベ氏の韓国に対する思い出が満載だ。ワタナベ氏が受講した韓国語コースのプログラムに対する紹介と下宿屋の選び方や韓国の友達との付き合い方など、ちょっとした留学ノウハウ、自分が振り返ってみた韓国の名所と不思議だったことなどを写真とともに紹介している。

ワタナベ氏は「留学を準備するとき、韓国生活に対する詳しい情報を手に入れることが難しかった」とし、「留学生のレベルで韓国生活のノウハウを紹介したい」と話した。

初めて韓国へ来たときはイメージが良かったわけではないと告白する。

「道路は汚ないし、男女を問わず道端に唾を吐くことに驚いたんです。乱暴運転のバスに追加の金を要求されたり、早く降りろと急き立てる不親切なタクシー運転手に会った時は不愉快だったです。約束時間もよく守らないんですよ」

だが「韓国人は親しくなれば親切になる」と言って、「時間が経つほど韓国の魅力にはまった」と話した。

「オンドル部屋で横になったときの、その暖かい感じを忘れることができません。食堂へ行けばおかずをたくさん出してくれて、カラオケでもサービスで追加曲を入れてくれて、その度にありがたくなりました。家族を大事にしたり、『お姉さん』『お兄さん』と呼びながら親しくなる姿に、暖かい情も感じました」

日本に帰ってきてからも、1年間「ホームシック」に苦しんだという。新たに付き合った友達に会いたくて泣いたり、韓国に対する夢もよく見たという。今でも韓国との縁を維持しようと、毎年3、4回は韓国を訪れている。韓国で付き合った学生たちに日本生活を紹介する「日本の私たち」というコーナーも、ホームページの中に作った。

韓国語を学ぶため韓国留学を準備する外国人たちに対して、ワタナベ氏はこうアドバイスする。

「行く前から心配しないでください。留学生活の間に韓国語だけを学ぶと思わずに、韓国の文化と習慣にすっか親しむ準備をしてください」



redfoot@donga.com