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「NSC機密文書、大統領府行政官から流出」

「NSC機密文書、大統領府行政官から流出」

Posted February. 23, 2006 03:16,   

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ヨルリン・ウリ党の崔載千(チェ・ジェチョン)議員が、1日に公開して波紋を投げかけた「戦略的柔軟性」関連の国家安全保障会議(NSC)常任委の議事録(3級機密)の外部流出者は、外交通商部出身で大統領儀典秘書官室勤務中の李行政官であることが、22日、明らかになった。

金晩洙(キム・マンス)大統領府報道官は同日、大統領民政首席室秘密文書流出の経緯調査結果を発表し、「李行政官が今週初め事件の全貌を自白した」とし「外交部に戻した後、重い懲戒を要請する」と明らかにした。

調査結果によれば、李行政官は先月末、ソウル市内のあるホテルで、知人の元大統領秘書室行政官および崔議員と会った席で、戦略的柔軟性問題が話題に上ると、自分が持っていた2005年12月29日のNSC常任委の議事録を見せたという。

李行政官は調査過程で「重要な内容と判断した崔議員が文献を書写した。崔議員は発表せずに参考資料として使うものと思い、制止しなかった」と述べたことを大統領府側は明らかにした。

李行政官は先月23日、大統領第1付属室の、別の行政官である李氏から「業務に参考する」と言ってこの文書を受け取り、所持したという。

金報道官は、「李行政官は『故意に文書を流出させたのではなく、戦略的柔軟性問題が話題にのぼったので、ちょうど持っていた文書を見せた』と言っている」とし、故意の流出疑惑を否認した。

金報道官は、文書を公開した崔議員については「調査結果を党指導部に知らせる」と話した。また、秘密文書の流出行為に対する内部の指揮責任問題については「秘書室内部の手続きを通して決める」と話した。

文書を流出させた李行政官は、東亜(トンア)日報の電話インタビューで「大統領府の発表内容通りだ。あの件は、何の意図もなく、偶然発生したものだ。『崔議員が国会などで公論化し、この問題を問いつめるらしいな』と前向きに思った」とし、「文書を渡してはいないが、不適切な行為だったし、公職者として相応の処分を受ける」と話した。



jyw11@donga.com