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アロヨ・フィリピン大統領、国家非常事態を宣布

アロヨ・フィリピン大統領、国家非常事態を宣布

Posted February. 25, 2006 03:05,   

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アロヨ・フィリピン大統領が24日、政府転覆の試みに対して警告を発し、国家非常事態を宣布した。

アロヨ大統領は同日、テレビとラジオでの演説を通じて、「軍の一部勢力が指揮体系から外れ、民間政府を追放後、憲法に反する政権を樹立しようとしたことが明らかになったため、これを粉砕し、国家に対する明白な脅威に対処するため、国家非常事態を宣布する」と述べた。

アロヨ大統領は続いて、「軍の最高司令官として政権に対するいかなる危害の試みに対しても断固として対応する」と警告した。

非常事態は戒厳令の前段階。非常事態が宣布された直後、首都マニラ一帯には検問所が設置され、軍勢力の一部がデモに加わるのを防ぐため、軍部隊の外郭にもバリケードが設けられた。また、大統領宮につながる道路に鉄條網とコンテナが設置された。

このような状況のもとで、マニラでは警察と反政府デモ隊間の衝突が発生したと、目撃者は伝えている。

AP通信は、非常事態の宣布が、1986年のフェルディナンド・マルコス大統領を追い出した「ピープルパワー(民衆革命)」を記念する記念塔で、アロヨの下野を要求する市民が、軍警が設置したバリケードを除去しようとする行動のあとに出されたと報道した。

これに先立ち、エスペロン陸軍参謀総長は22日、将校14人を含む、アロヨ政権の転覆を試みた軍部勢力を摘発して調査中だと明らかにした。



gdt@donga.com