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[オピニオン]人気学科

Posted February. 27, 2006 03:00,   

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葬儀指導科、老人療養リハビリとペット美容学部、乗馬調練科、テーマパークデザイン科…。世の中の変化とともに大学にも変わった専攻、ユニークな学科が多くなってきた。以前だったら、死化粧をほどこし、経かたびらを着せて葬儀を行うなど、大学で教えることかと言われたはずだった。老人の世話をしたり、ペットにリボンをつけて飾るのまで、大学の専攻科目になるとは想像すらできなかった。しかし、今は一人前の人気学科だ。

◆光復(クァンボク、独立)前後、窮乏な時代には、郵政高、鉄道高、師範学校に人材が集まり、大学にも鉱山科があった。鉄道庁、郵便局、学校、電力会社などがいい仕事とされていた時代だ。1960年代は、石鹸、歯磨き、衣類のような生活必需品の需要が増えたため、化学工学、繊維工学専攻の位相が高まった。1970年代は、海外建設と重化学工業のため、1980年代は鉄鋼、造船、機械、電子、自動車産業が脚光を浴び、関連工学科の出身が優遇された。

◆人気学科は、社会変化の縮小版だ。産業化が実現し、情報化が進む中で絶対貧困から脱して、生活の質を向上させようとするムードが盛り上がるにつれ、理工系離れが始まった。通貨危機の際に、「社内政治」が苦手のエンジニア研究員たちがリストラの最優先対象になったのも一因となった。いずれにせよ、今では大卒者が高報酬の有名企業にだけ集まっていたのも昔の話となった。「一生の仕事」を好み、師範大学、教育大学が大人気であり、資格証が取れる学科が好まれる。ウェルビーン(健康志向)ブームに乗り、漢方医大の合格点数がかなり上がった。

◆21世紀には美容、健康分野が脚光を浴びる産業とされる。これを反映するかのように、顔経営学科、フィットネス健康管理科、ウェルビーン健康管理科、保健ハブ科、茶学科、純潔学科、病院コーディネーター科からアロマセラピー、ヨガなどを教えるウェルビーンセラピー科にいたるまで、実に多様だ。このほか、二種格闘技科、特殊弾薬科、ゴルフ競技指導科、宝石勘定ディーラー科などが新たに生まれた。実事求是の新しい専攻が増え、人気を浴びるのはいいことだ。青年を塞ぎこませ、国と社会を弱体化させる「青年失業」を減らす新しい処方箋になってくれれば…。

金忠植(キム・チュンシク) 論説委員 skim@donga.com