「準備は終わった。もう韓国記録だけが残っている」。
12日に行われる06ソウル国際マラソン兼第77回東亜(トンア)マラソン大会を控えて、「韓国マラソンの希望」チ・ヨンジュン(25、コーロン)の顔は明るかった。
▲3ヵ月の地獄訓練、溢れる自信〓昨年12月から日本の鹿児島と慶南固城(キョンナム・ゴソン)で実施された3ヵ月間の厳しいトレーニングを無事終えて自信に満ちていた。05ソウル国際マラソンを目前に控えて、足を怪我した痛い記憶のせいで、怪我なく練習を終えたことが嬉しい様子だった。
「すべての準備は終わりました。最善を尽くして韓国最高記録を立てたいです」
03ソウル国際マラソンで国内現役3位記録の2時間8分43秒で2位を占めたチ・ヨンジュンの今大会の目標は、「ボンダリ」こと李鳳柱(イ・ボンジュ、三星電子)が00年立てた韓国最高記録(2時間7分20秒)を塗り替えることだ。チ・ヨンジュンはまた、昨年のチャンピオンのウィリアム・キプサン(ケニア)やゲート・タイス(南アフリカ共和国)など世界的なスターとの対決で、韓国マラソンランナーの自尊心をかけて優勝するという覚悟を固めている。
チ・ヨンジュンは昨年12月、日本女子マラソンの英雄・高橋尚子が練習した鹿児島で、昨年8月赴任した永田幸一(58)監督の調練に従って、1日最大40キロを走る距離走を消化し、2月初めからは固城でスピードを強化する猛練習を行った。特に、チ・ヨンジュンは固城で1キロを3分ペースで走る「ペース調節」訓練まで終えて自信に満ちていた。先月28日、ソウルに上がってきたチ・ヨンジュンは、ソウル体育高校の運動場でスピード練習をするなど、大詰めの練習に専念している。
▲12月のアジア大会「韓国5連覇」へ挑戦も〓チ・ヨンジュンはソウル国際マラソンで韓国記録を立てて太極マークをつけた後、12月カタール・ドハ・アジア大会で韓国のマラソン5連覇に挑戦する。アジア大会2連覇を達成した李鳳柱が事実上、大会出場を放棄したため、チ・ヨンジュンが1990年北京大会から始まった韓国のマラソン連勝行進を続けていかねばならない重大な責務を負うことになった。
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